...これは天上における皇祖としての日の神の皇都が「天つ日嗣」をうけられた皇孫によって地上のヒムカに遷され...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...万古一統の天日嗣(あまつひつぎ)を危(あやう)うせんとす...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...日嗣(ひつぎ)の皇子(みこ)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...雄雄しくいます、日嗣の皇子、げに、人皆、とこしへ、たのまん御柱(みはしら)、ならびて在(いま)す、天つ少女(をとめ)、そのみなさけ、優しく、みけしき気高し...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...遠けむりすめろぎの 天の日嗣(ひつぎ)と嗣ぎてくる 君の御代御代隠さはぬ 明き心をすべらべに 極めつくして仕へくる いや継ぎ継ぎに見る人の 語りつぎてて聞く人の鑑(かがみ)にせむをあたらしき 清きその名ぞおほろかに 心思ひてむな言も祖(おや)の名断つな大伴(おほとも)の氏と名に負へる ますらをの伴(とも)まだ九月九日...
吉川英治 「上杉謙信」
...日本は神国であるから日嗣(ひつぎ)の御子は易(かわ)ることがない...
吉川英治 「私本太平記」
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