...一家中日傭(ひやとい)に出たり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...凱旋早々から日傭稼(ひやとい)にもあまり出られないでいた父は...
徳永直 「戦争雑記」
...日傭稼(ひようかせ)ぎの貧乏な田舎女(いなかおんな)は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...勘次(かんじ)は悄(しを)れた首(くび)を擡(もた)げて三人(にん)の口(くち)を糊(のり)するために日傭(ひよう)に出(で)た...
長塚節 「土」
...彼等(かれら)は自分(じぶん)で田畑(たはた)が忙(いそが)しい時(とき)にも其(そ)の日(ひ)に追(おは)れる食料(しよくれう)を求(もとめ)る爲(ため)に比較的(ひかくてき)收入(みいり)のいゝ日傭(ひよう)に行(ゆ)く...
長塚節 「土」
...浪人と遊び人はどうせ日傭取(ひようとり)のやうなものだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...岩吉の隣に住んでいる日傭取(ひようとり)の与八と女房のお石が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なみだによごれためるとんのづぼんをはいて私は日傭人(ひようとり)のやうに歩いてゐるああもう希望もない 名譽もない 未來もないさうしてとりかへしのつかない悔恨ばかりが野鼠のやうに走つて行つた...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...日傭(ひやと)ひ人夫の娘にでもなつたやうな佗(わび)しいものが心をよぎつた...
林芙美子 「浮雲」
...憖(なまじ)いに早まって虎狼(ころう)のような日傭兵(ひやといへい)の手に掛ろうより...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...そして農業日傭労働の貨幣価格が突然一般的に下落するというのは極めて稀なことに属する1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そのほか日傭(ひよう)とりの暮しなどは殆んどわからなかった...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...銅鑼亀(どらかめ)さんの部屋にいる日傭取(ひようとり)などは...
吉川英治 「醤油仏」
...日傭を稼いでいるうちに...
吉川英治 「醤油仏」
...こんな日傭稼(ひようかせ)ぎなどになめられて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...一日割の日傭(ひよう)(日給)にせず...
吉川英治 「新書太閤記」
...浅野家の日傭頭(ひようがしら)をしていた芝松本町の前川久太夫の宅を借りうけるつもりで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...日傭いである彼は...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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