...既う札幌に着くのかと思つて...
石川啄木 「札幌」
...これ既に藝術の第一義を沒却したるものなり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...棺(ひつぎ)は既にかつがれて露地を出ていた...
梅崎春生 「風宴」
...6は既に5に減つてゐる...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...既にひと通りの下調べを済ました保線課の係員を案内役として...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...既にそれだけで落第...
太宰治 「人間失格」
...既知の真実を固守するにのみ忠実で未知の真実の可能性に盲目である...
寺田寅彦 「自由画稿」
...両者の相互決定の関係は既成の一範疇に包摂されて理解されるような部分的な事情ではないのであって...
戸坂潤 「科学方法論」
...既に故人ではあるけれど...
豊島与志雄 「反抗」
...私はそんな既成の語を綴り合しては自分の手柄にならぬと思い...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...既に大少参事は引取るし...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...彼の存在は既に生きている時から誰にも認められていなかったのだ...
永井荷風 「草紅葉」
...二六新報の計画した娼妓自由廃業の運動はこの時既に世人の話柄(わへい)となっていたが...
永井荷風 「里の今昔」
...片側(かたがわ)町の人家は既に戸を閉め...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...それらの雑誌に現れる既成作家のものとなると...
牧野信一 「浪曼的時評」
...――アリストテレスは既にκρ※νεινとκινε※νとをもつてψυχ※の根本規定と見做してゐる***...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...既にいまごろは岩瀬から真壁近在に来ている訳ですなあ? (加多が返事をしないので)……行われずんば断(だん)あるのみと言っていたが...
三好十郎 「斬られの仙太」
...この事件の当初より既に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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