...木下の意はキリスト教の精神に基いて社會主義の宣傳を試むべく一旗揚げよといふのでありました...
石川三四郎 「浪」
...一旗揚げるつもりで上海(シャンハイ)へ走るところであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...如何に相当の実力がありとはいえ顔馴染の無い土地へ来ての全く素人出の旗揚げでは無理のないことでもあるそうして大阪へ帰ったが...
中里介山 「生前身後の事」
...果して大菩薩峠を持ち来した再度の旗揚げは彼の出世芸であった...
中里介山 「生前身後の事」
...勤王(きんのう)の旗揚げの軍備金だとか言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...近いうち両国でまた一旗揚げる都合ですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...一旗揚げてみようというのでございますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...旗揚げの軍費を調達させた当人に聞いてみるよりほかはなかろうよ」「では全く...
中里介山 「大菩薩峠」
...二度の旗揚げをしようという運びになっていることを福村が...
中里介山 「大菩薩峠」
...一旗揚げようというのはともかくエライことでないことはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...お角が両国橋へ旗揚げの資本も...
中里介山 「大菩薩峠」
...胆吹へ籠(こも)って旗揚げでもする意気組みで...
中里介山 「大菩薩峠」
...粂八の旗揚げ女が女に扮するのが今の女優...
山本笑月 「明治世相百話」
...まずこれが本当の旗揚げ...
山本笑月 「明治世相百話」
...旗揚げ以来のワキ役たる坂東鶴枝は...
山本笑月 「明治世相百話」
...このとき芳町の芸者米八が千歳米坡(ちとせべいは)と名乗って伊井蓉峰と共に吾妻座で新派の旗揚げ...
山本笑月 「明治世相百話」
...二度と再びこの河を越えて一旗揚げた例がない……「河向う」という言葉と「絶望」という言葉とは...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...三人連れで長崎へ行(い)て一旗揚げてみよう...
夢野久作 「近世快人伝」
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