...彼は戦鼓を打ち旌旗を連ね...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...国芳は武者奮闘の戦場を描き美麗なる甲冑(かっちゅう)槍剣(そうけん)旌旗(せいき)の紛雑を極写(きょくしゃ)して人目を眩惑(げんわく)せしめぬ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...旌旗の翻る処、彼の行動は天馬空を征くの趣があつた...
牧野信一 「悲しき項羽」
...旌旗(せいき)をうごかすや敏...
吉川英治 「上杉謙信」
...甲軍の旌旗を煙らしていた朝霧も...
吉川英治 「上杉謙信」
...そこに一群の旌旗(せいき)を立て...
吉川英治 「三国志」
...静かなこと林のような一群の旌旗(せいき)が見える...
吉川英治 「三国志」
...翩翻(へんぼん)と旌旗(せいき)をつらねている有様に...
吉川英治 「三国志」
...旌旗粛々(せいきしゅくしゅく)...
吉川英治 「三国志」
...すっかり旌旗(せいき)の色が褪(あ)せたようだ――といわれただけでも...
吉川英治 「新書太閤記」
...五千の兵馬と旌旗(せいき)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...徳川方の旌旗(せいき)が満ちている...
吉川英治 「新書太閤記」
...その旌旗(せいき)や甲(よろい)かぶとに旭光(きょっこう)がきらめいて...
吉川英治 「新書太閤記」
...光秀は旌旗(せいき)を立てて...
吉川英治 「新書太閤記」
...士気なき旌旗(せいき)...
吉川英治 「新書太閤記」
...禁軍八百万の旌旗(せいき)といえど...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――蜘蛛(くも)の子と散ったうしろ側の二段の陣には、旌旗(せいき)、弓列、霜のごとき矛隊(ほこたい)が、厳然として控えていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...誰よりも真っ先に敵方の旌旗(せいき)であるところの大将首をまず先に挙げておく必要があったのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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