...旅衣を着て出発する...
...旅衣を洗濯するのを忘れてしまった...
...旅衣を購入するために店舗を探している...
...旅衣に合う小物を揃える...
...旅衣には軽量で洗濯がしやすい素材を選ぶ...
...親抱の松に昔の忍ばれて思はずしぼる旅衣かな彌次郎のみならむや...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...南畫に描(か)かまほしき秋の山々の黄葉を拂ふ風に旅衣を吹かれつゝ...
近松秋江 「伊賀、伊勢路」
...「今を初の旅衣――」ポンと鼓が鳴る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...旅衣を平生服(ふだんぎ)の着心地(きごこち)よきにかえ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...「それでは、益満に」「ああ、西郷に」四人は、関所の側へ、三人は、元の道の方へざんば岬を、後に見て袖をつらねて、諸人の泣いて、別るる、旅衣三人が、声を合せて唄った...
直木三十五 「南国太平記」
...「いざ通らんと旅衣...
中里介山 「大菩薩峠」
...停車場(ステーション)の方へ旅衣(たびごろも)七日(なのか)余りの足を旅心地に移す...
夏目漱石 「虞美人草」
...旅衣の埃も払わぬ主君の前に呼び出されました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...この地に活計(たつき)もとむとて親子三人(みたり)が旅衣...
樋口一葉 「たけくらべ」
...命は軽き旅衣(たびごろも)...
福田英子 「妾の半生涯」
...着つつなれしといへば無論ふだん着か旅衣(たびごろも)かの類で長く着て居るものでなければなるまい...
正岡子規 「病牀六尺」
...旅衣うら悲しさにあかしかね草の枕(まくら)は夢も結ばず戯談(じょうだん)まじりに言う...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...露けさの昔に似たる旅衣(たびごろも)田蓑(たみの)の島の名には隠れずと源氏は歌われるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...垢(あか)じみた旅衣(たびごろも)の袖(そで)に...
吉川英治 「神州天馬侠」
...あとにのこって、一夜はなお、何かと、家事の始末など留守の者にいいつけ、そして翌朝は早くから、先祖のまつりなどして、さて、旅衣さわやかに、腰には、彼が得意としてほこる棒術の一棒を横たえ、「では、行って来るからな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...旅衣(りょい)をととのえて...
吉川英治 「親鸞」
...麻の旅衣を裾短(すそみじか)にくくりあげて――ふと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...雑然と旅衣裳の散らばってる妾達のユーロップ・ホテルの居間の電鈴がさびた音を立てました...
吉行エイスケ 「バルザックの寝巻姿」
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