...旅愁に耽る。 ...
...旅愁を語る。 ...
...旅愁に暮れる。 ...
...旅愁に包まれる。 ...
...旅愁に浸る。...
...始めて旅愁(りよしう)らしい...
芥川龍之介 「京都日記」
...さらに大いに旅愁を深めたばかりで宿へ帰つた...
太宰治 「津軽」
...旅愁といふよりも人生の悲哀に近いものを感じる...
種田山頭火 「行乞記」
...もう旅愁を覚える...
種田山頭火 「其中日記」
...どしや降りになつて旅愁しきり...
種田山頭火 「旅日記」
...旅愁――といつたやうなものがほのかにたゞようてくる...
種田山頭火 「旅日記」
...心の隅の侘(わび)しい旅愁を感じたのである...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...心のなかではこんな旅愁にすらも何の抵抗力もなく甘くなつてゐる...
林芙美子 「旅人」
...旅愁にくれてしまった...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...旅愁を誘はずには置かなかつただらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...そういう喧騒(けんそう)の中からひょっくり生れてきかかった一種の旅愁に似たもの...
堀辰雄 「旅の絵」
...……小さなトランクひとつ持たない風変りな旅行者の一種独特な旅愁...
堀辰雄 「旅の絵」
...旅愁を感じてゐた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...横光が『文春』に「旅愁」をかいています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...日は傾きて風吹き酔いて人呼ぶ者の声も淋(さび)しく女は笑い児(こ)は走れどもなお旅愁をいかんともする能(あた)わざりき...
柳田国男 「遠野物語」
...旅愁に襲われている二人の弱い判断力に自分だけなりとも頼ってはならぬと...
横光利一 「旅愁」
...今日に似た旅愁の所業の一つかとも思われた...
横光利一 「旅愁」
...将軍の旅愁をおなぐさめいたしたいと...
吉川英治 「三国志」
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