...男爵は彼がこのように簡単なひとりぼっちの旅姿でやってきたことに...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...それは現世(げんせ)の旅姿(たびすがた)そのまま...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...糸井への途中二三人の男が旅姿で路を急ぐのを見た...
石川欣一 「山を思う」
...これも旅姿の若侍が...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...どこからともなく旅姿の七兵衛が現われて来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...女は着ていた旅姿の上着をかかげはじめて...
中里介山 「大菩薩峠」
...黒ずくめの喪服に日頃の凄艶さを包んだ夏姫の旅姿には...
中島敦 「妖氛録」
...旅姿の娘に肩を貸して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...群衆の中に、居疎(いすく)んだのは二人の若い男女、男の方は三十前後の町人風で、女の方は十八、九の旅姿の娘、これは非凡の美しさですが、何処か怪我をした様子で、身動きもならず崩折れましたが、それを介抱している男の方も、額口を割られて、潮時のせいか、鮮血が顔半分を染めて居ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...旅姿の娘に肩を貸して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...草臥(くたび)れ果てた旅姿のくせに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...埃と汗に塗れた旅姿です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...S=内部旅姿の源兵衛が草鞋を脱いでいる...
山中貞雄 「森の石松」
...旅姿の若侍を見て...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...さっぱりと身姿(みなり)を改めて押しも押されもせぬ公家侍の旅姿となり...
夢野久作 「名娼満月」
...軒を離れて突ッ立った旅姿の男がある...
吉川英治 「剣難女難」
...張順の後ろにいた旅姿の安(あん)先生は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「ほんと?」「ほんと?」お通の旅姿を取り巻き...
吉川英治 「宮本武蔵」
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