...症状を診て君に手当を施す...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...施すは可(い)い...
泉鏡花 「海神別荘」
...之を人に施す勿れ」と云ふことに帰着するが...
丘浅次郎 「人類の将来」
...籠(かご)の中の鶏に施すのと同じような飽食の方法によってでき上がった一種の人種...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...医者も施す術(すべ)がなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...常に親切を施すの機縁となるばかりであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...桜花(おうか)の装飾を施す事を忘れなかった江戸人の度量は...
永井荷風 「夏の町」
...自己の作物の時局性の薄いことを憂えて取って付けた様な国策的色彩を施すのも少々可笑(おか)しい...
中島敦 「章魚木の下で」
...それにはさすがの策士川上も施す術(すべ)もなくて...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...彼一人では到底実施するだけの自信も...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...したがって学べばしたがってこれを実地に施すべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...いわんや己れの欲せざる所を他の一方に施すにおいてをや...
福沢諭吉 「日本男子論」
...或(あるい)は陰険の手段を施す為(た)めではないか知らんと思うた事があった...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...七夕祭を見に来る村の子供に一握りづゝ施すのが常例になつてゐた...
正宗白鳥 「月を見ながら」
...わたくしは今漫(みだり)に潤削を施すことなしに...
森鴎外 「渋江抽斎」
...恩恵を施すような趣(おもむき)があった...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...謙信をしてまったく施す策なからしめんとする方針だった...
吉川英治 「上杉謙信」
...刻々と水嵩(みずかさ)を盛り上げてくる城壁の水勢に施す術(すべ)もなく騒いでいる様子が...
吉川英治 「三国志」
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