...五平方里から六平方里の土地を...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...じつに三山の割拠を演じていた周廻百里の舞台を首里という一小丘を中心とせる一方里の範囲に縮小したようなものであります...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...數方里の地御料牧場となれるが...
大町桂月 「三里塚の櫻」
...中海は、凡そ一方里、北は湖心に連なり、東西南の三方は斷崖と蒼樹とに取り圍まれたる、別天地中の別天地也...
大町桂月 「十和田湖」
...しかれども毎平方里における雨量の異同を予言するがごときは望み難かるべし...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...カラフトでは約二十一方里ぐらいに当たる...
寺田寅彦 「地図をながめて」
...すなわちこの日本の面積平均三百分の一なる八十余方里をもってその一世界一天地とせざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...僅かに三十五方里を有するに過ぎないこの国は哀れなものであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...和泉(いずみ)の国が三十三方里という計算を間違いのないものとすれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...諸君のその三十五方里の間から生れました...
中里介山 「大菩薩峠」
...日蓮上人がやはり諸君の三十五方里の中から涌(わ)いて出でたことであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...二三省の地を割き二三万方里の土地四五千万の人民を得るも...
中島敦 「斗南先生」
...その美観!白樺の紅葉は全山一方里位...
平野長蔵 「尾瀬沼の四季」
...地方によってはあるいは谷方渡方(わたかた)・山方里方・里方野方または町方在方などと部落の分れているのは...
柳田國男 「地名の研究」
...その境域は内蒙古だけでも約七万五千方里である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...中には百方里の領地を有してゐる者もあるが...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...札賚特旗の領地だけでも約二十万天地(我が六百六十七方里弱)に上り...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...青森縣北津輕郡は、面積約七十方里、現在二十三ヶ町村の沃土であるが、寛文延寶あたりから以前は、俗にその下流を十三潟といふとほり、縱横な河川と河原の荒蕪地で、一粒の米すらとれなかつたものであつた...
吉川英治 「折々の記」
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