...そして女房と腕押しをしてもいつも負けるくらいの実に品行方正な意気地なしなのだ...
大杉栄 「獄中記」
...気品の高い素晴らしい美貌と情事纏綿(てんめん)たる楽壇においては珍しく操守の堅いその方正な品行とが...
橘外男 「逗子物語」
...斯る謹嚴方正なる風采家と背馳するの行動あるを怪事とし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...斯る謹厳方正なる風采家と背馳するの行動あるを怪事とし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...紺絣にモンペ姿の品行方正な少女だ...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...品行方正な学生として通した...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...一私は品行方正な人間として周囲から待遇されて居る...
長塚節 「隣室の客」
...私が周囲から品行方正な人間として待遇されて居たのも当然である...
長塚節 「隣室の客」
...品行さえ方正な生徒には...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...彼がきはめて品行方正な...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...」「いゝ人! といふのは尊敬出來る品行方正な五十位の人といふ意味なの? それともどういふ意味なの?」「あら...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...」「ぢや品行方正なんだらう...
牧野信一 「父を売る子」
...しかれども智育の教師たる人にして善良方正なる者は実際得難(えがた)し...
正岡子規 「病牀譫語」
...品行方正な人間でも言うように...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...近江の君はこのまれな品行方正な若公達(きんだち)を指さして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...余が品行の方正なるを激賞したる相沢が...
森鴎外 「舞姫」
...余が品行の方正なるを激賞したる相澤が...
森鴎外 「舞姫」
...品行方正なるがために最も採集に苦心をした...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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