...人間性とはかかる個人が発見された新鮮さを云い表わすものに外ならない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...その新鮮さそのものだけですでに十分に人々を納得させ得るだけの真理のあったものでも...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...新鮮ささえ醜い感じを与え...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...丁度我々の詩が求めてゐるやうな「新鮮さ」や...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...もしその花を思ふまゝにしたならその花の色はうつろふだらう――新鮮さから來る快い魅力はそれからなくなつてしまふだらうといふ恐れにつき※はれて苦しんでゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...生命性の新鮮さは既に過ぎ去つてゐる...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...新鮮さを発揮しようとしている...
宮本百合子 「こういう月評が欲しい」
...そこにある新鮮さは不死鳥的なものがあります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大人をおどろかせる子供の新鮮さというものの価値はもっと尊重され...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ゆるやかに正確なリズムで動く若い女の姿態の新鮮さに眼を洗われたように見守っているのである...
三好十郎 「好日」
...新鮮さがあるのである...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...いつも絵に新鮮さがある所以(ゆえん)がここに見られます...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...ぜんたいとして少女らしい新鮮さがなく...
山本周五郎 「季節のない街」
...云いがたい新鮮さで歯を洗う草の露...
横光利一 「夜の靴」
...新鮮さをあらはすであらう...
吉川英治 「折々の記」
...田楽(でんがく)にした茄子の新鮮さを...
吉川英治 「新書太閤記」
...何とも言えぬ新鮮さを添えてくれる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...彫像の印象はますます新鮮さを失った...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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