...帝は新皇子を非常に御覧になりたがっておいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...新皇子拝見を望むことに対しては...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...帝は新皇子をこの上なく御大切にあそばされた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...前(さき)の弘徽殿(こきでん)の女御(にょご)である新皇太后はねたましく思召(おぼしめ)すのか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...――新皇帝の即位とともに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それ、八幡大菩薩は、八万の軍をもって、新皇将門を、助成あらん...
吉川英治 「平の将門」
...――そしてその奇妙な一瞬が、すべての人間の頭脳を、風のように掠め去ったとたんに、誰ともなく、わっと、喝采のあらしを捲き起し、つづいて、「万歳っ」と、どなった者があったかと思うと、負けない気で、また、何者かが、「新皇、万歳っ」と、さけび、もう次には、「わが君、万歳」と杯をもって、起ち上がる者があったり――「相馬の御子は、もともと、正しい帝血をひいておられるのだ...
吉川英治 「平の将門」
...相馬の新皇、万歳」などと、演説する者が現われたり、いちど、毛穴から内に潜んでいた酒気が、反動的に、爆発したかたちで、その狂態と、乱酔の旋風は、いつやむとも見えない有頂天をつつんでいた...
吉川英治 「平の将門」
...新皇が即位されながら...
吉川英治 「平の将門」
...道の端や、軒下に、黒々とうずくまって、彼を送迎しているかたちの土民たちは、口々に、新皇様だ、と囁きあった...
吉川英治 「平の将門」
...けれど、その日の行く先々の路傍で、彼は同じような庶民を見、また、自分をさして、新皇様と、恐れ囁く声を聞いた...
吉川英治 「平の将門」
...天皇にされ、新皇万歳だの、王城をどこにするの、左右両大臣以下の任官式――などという悪ふざけが、まだ、彼の後頭部に、むうんと、重たく、祟っているらしい顔いろである...
吉川英治 「平の将門」
...新皇の巡遊ぐらいに...
吉川英治 「平の将門」
...ここでも新皇あつかいである...
吉川英治 「平の将門」
...「新皇は、しょせん、本皇には敵わないものだ」「官軍につけば、他日、恩賞もあろうが、賊兵につけば、かならず、首はあるまいぞ...
吉川英治 「平の将門」
...――ソノ日、暴風枝ヲ鳴ラシ、地籟(チライ)、塊(ツチクレ)ヲ運ビ、新皇ノ楯ハ、前ヲ払ツテ、自ラ倒レ、貞盛ガ楯モ、面(メン)ヲ覆(クツガ)ヘシテ、飛ブ...
吉川英治 「平の将門」
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