...甲府新柳町...
太宰治 「十五年間」
...まちはずれの新柳町の或る家へ一時立ち退き...
太宰治 「十五年間」
...新柳二橋の大宴会は絶えない現状であるが...
徳田秋声 「縮図」
...当時池之端数寄屋町の芸者は新柳二橋の妓と頡頏(けっこう)して其品致を下さなかった...
永井荷風 「上野」
...第四図は新柳橋に夕立降りそそぎて...
永井荷風 「江戸芸術論」
...余は猩々(しょうじょう)狂斎の背景に二代目国貞が新柳二橋(しんりゅうにきょう)の美人を描きたる一枚絵に時として佳(よ)き者あるを見たり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...新柳二橋(しんりゅうにきょう)の歌妓両花道に並んで褒詞(ほうし)を述べたる盛況は久しく都人の伝称せし所なりけり...
永井荷風 「桑中喜語」
...場所は新柳町という処の「柳亭」という小さな料理茶屋であった...
山本周五郎 「思い違い物語」
...つづいて神田の小川亭、鍋町の鶴仙、花川戸の東橋亭、両国の新柳亭、芝の琴平亭など一流の席で賑わったものだ...
山本笑月 「明治世相百話」
...新柳空は瑠璃(るり)いろ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...新柳(しんりゅう)二橋(新橋と柳橋)の紅燈(こうとう)を必ずさわがして夜を徹した...
吉川英治 「松のや露八」
...新柳の美妓(びぎ)が扇なりに楚々(そそ)と裳(すそ)を曳く...
吉川英治 「松のや露八」
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