...○新小説へ書いた「煙管(きせる)」の材料も...
芥川龍之介 「校正後に」
...(一月六日)冥途この頃内田百間(うちだひやくけん)氏の「冥途(めいど)」(新小説新年号所載)と云ふ小品を読んだ...
芥川龍之介 「点心」
...それが当時(大正七年の九月)の「新小説」に出る筈になつてゐたのであつたが...
芥川龍之介 「一つの作が出来上るまで」
...(明治四十五年四月『新小説』第十七年第四巻)◇その御狸様のお告げに...
淡島寒月 「寺内の奇人団」
...當時の文士の登龍門である文藝倶樂部や新小説へ時々作品を發表して居るにかゝはらず...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...『新小説』は出たが振仮名の妙癡奇林(みょうちきりん)なのには辟易しました...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...一月十八日金虚子様○明治四十年一月十九日(封書)拝啓 春陽堂の編輯員本多直二郎(ほんだなおじろう)氏『新小説』紙上選句の件につき御目にかかり御話申度由につき御面会被下候えば幸甚に存候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...あたかも雑誌『新小説』記者の草稿を求むるに会い浄写の時改めて『雨瀟瀟』となしぬ...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...かくて『文芸界』をはじめ『新小説』『文芸倶楽部』なぞに原稿を持ち行きても三度に一度はしぶしぶながら買つてくれるやうになりぬ...
永井荷風 「書かでもの記」
...「新小説」の方の「凸面鏡」なんですね...
牧野信一 「あやふやなこと」
...いつもその小説を読む場合と殆ど同じ気持で読み得らるゝので(「新小説」)の「お国と五平」を先に読んだ...
牧野信一 「海浜日誌」
...学生時代に書いたもののうちから鈴木に選ばれた「爪」といふ小篇が載つたのを偶然にも未知の島崎藤村先生に御手紙で讃められ「新小説」の新進作家号に紹介された...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...雑誌「文芸倶楽部」「新小説」などが...
牧野信一 「余話(秘められた箱)」
...強烈に自然主義に反抗した雜誌は「新小説」であつた...
正宗白鳥 「編集者今昔」
...「新小説」「文藝倶樂部」「新著月刊」「小天地」といふやうな一流の文藝雜誌に掲載されたものは大凡手に入(はい)つたつもりでゐた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...大正九年一月號「新小説」に出た里見さんの小説で...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...多分新小説に出ることになるだろう...
森鴎外 「寒山拾得縁起」
...改造社の維新小説全集の仕事を準備してゐた折でもあるし...
吉川英治 「折々の記」
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