...新内閣の編成が進んでいる...
...新内閣の組閣人事が発表された...
...新内閣の閣僚枠について、注目が集まっている...
...新内閣法が可決された...
...作者は近藤元潮なりの滿ちし遊廓(くるわ)にかろ/″\と われ投げ入れしゴム輪の車潮なりにいたくおびゆる神經を しづめかねつゝ女をば待つ新内の遠く流れてゆきしあと 涙ながして女をおこすといふやうな歌がある...
石川啄木 「女郎買の歌」
...これから商売にかかろうとする新内流しの二人連れに訊ねると...
海野十三 「深夜の市長」
...ちがいますか? くだんの新内...
太宰治 「狂言の神」
...自ら新内閣に入るを好まざりしといふの事情はあれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...陛下は更に他の有力なる政治家をして新内閣を組織せしめ給ふ可し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...自分は或る雨上りの夏の夜(よ)に通り過る新内(しんない)を呼び止めて酔月情話(すいげつじょうわ)を語らせて喜んだ事がある...
永井荷風 「銀座」
...片側は真暗(まっくら)な河岸縁(かしぶち)を新内(しんない)のながしが通る...
永井荷風 「深川の唄」
...新内(しんない)を一くさり口ずさんではみたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その旦那が次のような歌をお詠(よ)みになりまして、鐚、どんなもんだ、点をしてくれろとおっしゃる、内心ドキリと参りましたね、実のところ、鐚も十有五にして遊里にはまり、三十にして身代をつぶした功の者でげして、その間(かん)、声色、物まね、潮来(いたこ)、新内、何でもござれ、悪食(あくじき)にかけちゃあ相当なんでげすが、まだ、みそひともじは食べつけねえんでげすが、そこはそれ! 天性の厚化粧、別誂(べつあつら)いの面(つら)の皮でげすから、さりげなくその短冊を拝見の、こう、首を少々横に捻(ひね)りましてな、いささか平貞盛とおいでなすってからに、これはこの新古今述懐の――むにゃむにゃと申して、お見事、お見事、ことに第五の句のところが何とも言えません、と申し上げたところが、ことごとく旦那の御機嫌にかなって、錦水を一席おごっていただきやしたが、実のところ、鐚には歌もヌタもごっちゃでげして、何が何やらわからねえんでげす、後日に至りやして、三一旦那から再度の御吟味を仰せつかった時にテレてしまいますでな、どうか、その御解釈のところを篤と胸に畳んで置きてえんでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...わざと半刻ぐらいは下手な新内でも唸っているだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...賀々寿々(かがすず)の新内と...
林芙美子 「新版 放浪記」
...二上(にあが)り新内を唄(うた)うのが対面(むこう)の座敷から聞えた...
広津柳浪 「今戸心中」
...新内でも、清元でも、上手の歌うのを聴いていると、何だか斯う国民の精粋とでもいうような物が、髣髴(ほうふつ)として意気な声や微妙な節廻しの上に顕(あら)われて、吾心の底に潜む何かに触れて、何かが想い出されて、何とも言えぬ懐かしい心持になる...
二葉亭四迷 「平凡」
...港家小亀は関東節及び新内くどきを得意として...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...新内流しやアコーディオンの流しが毎晩...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...同じ柳派へ出て新内(しんない)を語っているこのお艶は...
正岡容 「寄席」
...吉田首相は、新内閣を組織し、議会を再開した...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
...六、七段ほども、あれこれと、おやりになって、あとは新内――...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
便利!手書き漢字入力検索