例文・使い方一覧でみる「新傾向」の意味
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...新傾向の俳人としては...
芥川龍之介 「魚河岸」
...しかしその調べと云ふ意味を十七音か否かに限るのは所謂（いはゆる）新傾向の作家たちの謬見である...
芥川龍之介 「発句私見」
...単にその調べの上の工夫を凝らしたと云ふ点から言へば所謂（いはゆる）新傾向の作家たちは十七音によらないだけに或は俳人たちに勝つてゐるであらう...
芥川龍之介 「発句私見」
...それからひと月ばかり花前の新傾向（しんけいこう）はさしたる発展（はってん）もなく秋もようやく涼（すず）しくなった...
伊藤左千夫 「箸」
...殊に新傾向かぶれの晦渋を極めた句の多いのと...
高浜虚子 「進むべき俳句の道」
...かつて私が当時のいわゆる新傾向句の難解にしてやはり諷詠を忘れた句の多かったのに対して...
高浜虚子 「俳句への道」
...先ずそれには碧梧桐（へきごどう）の新傾向論が遂（つい）に俳句を無季...
高浜虚子 「俳句への道」
...それが新傾向だというので評判になり...
高村光太郎 「回想録」
...農民団体の新傾向として...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...近年は碧梧桐氏がいわゆる新傾向の俳句を始めてなかなか多くの共鳴者を得ているが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...新傾向の俳人には六号活字しか読めないのだから木板（もくはん）の本はいらない訳だ...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...ここに全く異（ことな）れる新傾向を生じたるなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...ホイスラアが港湾溝渠（こうきょ）の風景の如き凡（すべ）て活躍動揺の姿勢を描かんとする近世洋画の新傾向は...
永井荷風 「江戸芸術論」
...この新傾向を代表する四天王像に比べ...
野間清六 「百済観音と夢殿観音と中宮寺弥勒」
...彼の抱懐するロマンティシズムの新傾向――わけても従来の常規を逸脱し...
野村胡堂 「楽聖物語」
...新傾向から新傾向へと...
野村胡堂 「胡堂百話」
...六 正統派文壇の新傾向島崎藤村氏が...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...我々はむしろ非常に愉快なる革新傾向の...
柳田国男 「木綿以前の事」
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