...僕は先生のことを考へる度に老辣無双(らうらつぶさう)の感を新たにしてゐる...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...新たに特派されたのである...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...全く新たに書直し...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...学者たちはその一つ一つに愕きを新たにした...
海野十三 「地球盗難」
...この束縛を解いて新たに独立か従属かの二道を...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...樽酒の新たに來れるを見ては...
大町桂月 「菅の堤の櫻」
...新たに蕾が生じ新たな花が咲くが...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...新たに店を開かんとする人はよほどこの辺の注意を要する...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...新たに抽出しから出した杯を要にさした...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...わたくしの方で新たに作ろうかとも思っておりますが...
豊島与志雄 「絶縁体」
...新たに一物象が存在したことであり...
中原中也 「芸術論覚え書」
...新たに一事業を起して独立活動を試みんべく...
福沢諭吉 「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」
...同氏が死ぬ一年前に新たに遺書を書き直させて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...用途など有力な手がかりが新たに得られるはずではないか...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...かの新たに生まれた駒こそ災難の本なれ...
南方熊楠 「十二支考」
...また化粧に腐心して新たに駒産める牝驢(ひんろ)五百を畜(か)い...
南方熊楠 「十二支考」
...新たに流行して来たものというほかに...
柳田国男 「木綿以前の事」
...こういう類(たぐい)の者が内政から外務にまで新たに面(かお)を出すにいたっては...
吉川英治 「三国志」
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