...今夜は染直したから新しくなつたでせう...
石川啄木 「菊池君」
...そして日附が一つ新しくなった...
海野十三 「俘囚」
...何も新しく生ずるものではない...
高神覚昇 「般若心経講義」
...その雛やのぼりが新しくなって行ったのと同じように...
田山花袋 「日本橋附近」
...新しく提供された問題に集中するとき変るのと同じに...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...その生命の表現せられた趣味もまた日々に新しくなってゆかねばならぬ...
津田左右吉 「偶言」
...上代に無かったことが新しく興ってそれが伝統となったところに民族生活の意義もあり歴史もある...
津田左右吉 「日本精神について」
...また新しく胸に沁出(しみだ)していた...
徳田秋声 「あらくれ」
...前の國の文化を繼續して――前の文化に感化されたところの民族が新しく興つて...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其二)」
...まだ墨痕(ぼっこん)も新しく...
中島敦 「悟浄歎異」
...新しく下駄を買わせたりする所なのだから...
中谷宇吉郎 「兎の耳」
...すると忽ち空間が新しくなった...
原民喜 「童話」
...ホウプは世の中を常に新しくしてくれます...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...この口語体表現の推移に就いては別に新しく書く機会を待つつもりでゐた...
水野葉舟 「言文一致」
...出版は新しく靖文社(せいぶんしゃ)の手へ移されました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...新しく「絵図(いいじい)」と呼ぶ法に更(か)えたため...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...という意味が事新しく心に湧いて来るのであった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...我々はこの隋唐の文化が民族の渾融によって新しく創成されたものであるという点を忘れてはならぬ...
和辻哲郎 「鎖国」
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