...すでに新しい言葉なので...
淡島寒月 「明治十年前後」
...いくら探しても新しい墓石なんて...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...亭主の不在(るす)には大抵一つ位は新しい料理を覚えてゐるものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...何か新しい知らせが――いいえ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...インテリゲンチャは大衆――そこから新しい文化と思想との社会的地盤がもり上るだろう処の――による一種の技能的被委任者と考えられるべきだったのだ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...又全体と部分という連関は現代に於ける形而上学的論理(各種の形式論理学)の新しい一つの着眼点である(吾々はフッセルルの分析を知っている)...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...そこで千八百の新しい工場が出来た...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...大学は新しい陣容で再出発しなければならないことになった...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...最近の新しい小説(特に仏蘭西(フランス)等の短篇小説)が...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...新しい友人ベラ・ギャロウェイお嬢様の為に...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...新しい真理は発見でなくて発明であるというのが...
三木清 「哲学入門」
...「フォイエルバッハの新しい宗教の核心をなしてゐた抽象人の崇拜は...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...そこには全く新しい展望が開ける...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...自分も大に安心した筈だつたが更に又新しい心配が何時の間にか頭を持上げて來てゐた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...この映画の語る範囲では現在ファシストの国で云われている「脱出」が本質に於ては新しいものではなく...
宮本百合子 「イタリー芸術に在る一つの問題」
...十年ばかり前の文学の新しい本質をとらえたものは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...猫ならば鼠を捕って新しい中(うち)に食うから...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...そして穴のまわりに新しい土の山ができた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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