...斯界(しかい)のクラシックである...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...彼は正しく斯界(しかい)の権威であると同時に...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...氏は名高い歌人であつて明治三十年代の新派歌人として斯界に重きをなして居た人であつたが...
今井邦子 「水野仙子さんの思ひ出」
...――斯界(しかい)の最高権威となったヒルミ夫人は...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...此博士は若い時から義太夫が好きで斯界の大家であつた大隅太夫に稽古をつけて貰つて居ました...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...斯界の権威が相当に多い...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...――この報告の斯界に於ける意義は右の序文で明らかだろう...
戸坂潤 「読書法」
...小冊子なれども斯界の研究書として欠くべからざるものにして...
永井荷風 「江戸芸術論」
...斯界の権威をもってみずから任じ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...自らの考案になった機に乗って斯界(しかい)のために尽そうとした最初の日に墜落して名誉の犠牲者となったということや...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...そして夕陽新聞の古市加十の名は一躍して斯界に轟きわたるのである...
久生十蘭 「魔都」
...是余が本書を斯界の好著として一般に紹介する所以である...
本多靜六 「大植物圖鑑」
...その中でも特に古銭に精しく斯界での大家であった...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...延(ひい)てはこれを印刷に附しいささか斯界に貢献したいと願念している...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...かなり斯界を騒がせたが...
山本笑月 「明治世相百話」
...斯界唯一の茶道の団体であるが...
山本笑月 「明治世相百話」
...只圓翁の追善能記念事業を計画するなぞ福岡の斯界(しかい)を風靡していた...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...そうして流石(さすが)は斯界(しかい)の権威と首肯(うなず)かれる手練さと周到さをもって...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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