...併し斯くする事によつて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...これは團三郎が豫め加州の登城の時刻を知つて斯くあれかしと謀つてした事でして...
江南文三 「佐渡が島から」
...斯く考へねばならぬ論拠として...
丘浅次郎 「固形の論理」
......
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...精巧を盡せるものを手に取りて斯くて車上にクロニオーン...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...斯くしてアカイア水陣は凄き兵燹(へいせん)免れぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...イキシーオーンの*愛妻をわれ斯く迄は愛でざりき...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アカイア軍のあるものに斯く曰はしむる事勿れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...斯くの如きは實に不面目の甚だしきものたるに拘らず閣下の内閣が淡然として毫も之れを恥とせざりしは何ぞや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...他日必らず議院より出現せむ復た何んぞ大隈伯の力を借るを要せむやと彼れの自ら任ずるもの洵に斯くの如し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...斯くて露清条約は成立せざるを得たりと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...斯くて大衆文学は...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...近年ロシヤに起っている職業的作家廃止論と文学突撃隊の試とは社会主義の社会における人間の生活は斯くあらねばならない...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...初めて逢つた時分お前の名のりよふは何う云ふ字かと問ひますから斯く/\と書いて見せると...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...斯く今日世界が實在的であると云ふことが...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...斯く世界が何処までも自己自身の中に自己否定の契機を有つということが...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...斯くも朧気に記憶の向方に薄れてゐるか――と...
牧野信一 「余話(秘められた箱)」
...終日パンを得る為にのみ斯くして過ごします...
若杉鳥子 「職業の苦痛」
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