...斯かる類(たぐひ)の書を出版業者の手に移すことは不快の至りで...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...社会党にかけて居たのは斯かる役割の人ではないかと思う...
浅沼稲次郎 「まあまあ居士の弁」
...併し斯かる衝突は常に大勢に逆抗する保守...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...日本には斯かる物質的に世界に誇り得るものは無いのであります...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...斯かる山上に測候所を設立し給ひし御志の程...
大町桂月 「秋の筑波山」
...さて斯かる退化の現象が今日以後...
丘浅次郎 「人類の将来」
...斯かる曉にはと豫(かね)てより思決(おもひさだ)めし事に候...
高山樗牛 「瀧口入道」
...あゝ斯かる身は枯れても折れても野末(のづゑ)の朽木(くちき)...
高山樗牛 「瀧口入道」
...斯かる證據物さへ出でたる事なれば大魚(たいぎよ)を漁(れう)する爲に銛(もり)の用ゐられし事何の疑か有らん...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...「コロボックル果シテ北海道ニ住ミシヤ」の寄稿者は其論中に「中里村貝塚ノ説ニ於テ論シタレバ」云々と書かれましたから諸君も其誰たるを察しられたでは有りませうがMSの畧字を以て出されました事故此所にもMS君を以て呼びました以後斯かる眞面目の論説には姓名を明記されん事を願ひます...
坪井正五郎 「コロボックル北海道に住みしなるべし」
...斯かる事態はあり得ることと予想される...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...斯かる頭脳の運行のなかでは...
豊島与志雄 「風景」
...斯かる新らしさは明日は直ちに旧さとなるやも知れない...
豊島与志雄 「文学以前」
...如何なる善人も斯かる場合には悪行をなすということが...
豊島与志雄 「文学に於ける構想力」
...再び弟子が斯かる企みを抱くやうなことがあつては甚だ危いと思つた飛衞は...
中島敦 「名人傳」
...寧ろ斯かる場合には...
中原中也 「近頃芸術の不振を論ず」
...ではその考へることは如何にして可能であるか? 斯かる時人はどうしても或る根原を設定せねばならぬ...
中原中也 「我が詩観」
...高尾氏は予等に斯かる所をも一見せしめる機会を作られたのである...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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