...断乎とした態度で物事に臨む...
...彼は断乎として自分の意見を曲げなかった...
...断乎とした措置を取る必要がある...
...断乎とした決断力がある人物は魅力的だ...
...この問題に関しては断乎とした対応が求められる...
...皇帝は断乎として言った...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...きょうは断乎として何処(どこ)から何処までも検べ上げたうえでないと通さんぞ」ワイトマンは満面朱盆のように赭くなってレッド老人を睨みつけた...
海野十三 「軍用鼠」
...開けましょう」断乎として鴨田が思切(おもいき)ったことを云った...
海野十三 「爬虫館事件」
...実に予が愚なるもかかる断乎(だんこ)たる説を立(たて)たるを感謝す...
関寛 「関牧塲創業記事」
...訪問客を断乎(だんこ)として追い返し得るほどの立派なものではない...
太宰治 「新郎」
...国家の学問といふ見地から断乎として反対したのであつた...
辰野隆 「浜尾新先生」
...村の故老は断乎(だんこ)としてそれに応じようともせぬとの事である...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...僕は春浪さんとは断乎として交を絶ったのみならず...
永井荷風 「申訳」
...私は断乎として、単にそれだけの方法でこの生活を続けて来たまでのことです...
牧野信一 「サロメと体操」
...断乎たる架空の大空の下で一篇のお伽噺の創作にとりかゝつたのです...
牧野信一 「船の中の鼠」
...断乎(だんこ)とした彼の即決で...
横光利一 「微笑」
...彼は断乎と播州船坂山の住居(すまい)を閉じ...
吉川英治 「剣難女難」
...「おお弓矢にかけても渡すことは成り申さん」と松平家でもまた断乎として最後の使者を突ッ刎ねた...
吉川英治 「剣難女難」
...断乎(だんこ)重大な軍事行動を起していたし...
吉川英治 「新書太閤記」
...断乎たる処決をする」黄信は言ったものである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...黙過するか」「ならん」「断乎と...
吉川英治 「親鸞」
...山門の厳則に照らして断乎(だんこ)処罰申そうぞ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...断乎としていい放った...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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