...断乎とした態度で物事に臨む...
...彼は断乎として自分の意見を曲げなかった...
...断乎とした措置を取る必要がある...
...断乎とした決断力がある人物は魅力的だ...
...この問題に関しては断乎とした対応が求められる...
...「断乎佐藤栄作を起訴すべし」という...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...実に予が愚なるもかかる断乎(だんこ)たる説を立(たて)たるを感謝す...
関寛 「関牧塲創業記事」
...鐘がなり子供がさけぶにまかせよ――断乎としてわが一日をおくる覚悟で...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...国家の学問といふ見地から断乎として反対したのであつた...
辰野隆 「浜尾新先生」
...それを断乎として郤けつつ払った犠牲...
豊島与志雄 「理想の女」
...絶対にゐません!」と断乎とその時神父は答へた...
中原中也 「引越し」
...断乎として踏みとどまる...
中谷宇吉郎 「ピーター・パン」
...頻(しき)りに弁護せよ弁護せよと勧告するけれど断乎(だんこ)として肯(うけが)わない...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...Tが神経質な顔に似合わず断乎とした調子で否定した...
長谷川伸 「幽霊を見る人を見る」
...彼は恰も疑ひに満ちた眼でぴつかりと此方の顔を眺めてゐるばかりで断乎として口を利かなかつた...
牧野信一 「創作生活にて」
...いかにも断乎として事を行なおうと決心している男のように見えた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...あしらってやりましたよ」息子は断乎として言った...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...公然と僕達の結婚に反対されても構いません」健策は断乎(だんこ)とした態度でこう云い切った...
夢野久作 「復讐」
...今は断乎として横暴な命令を拒絶した...
横光利一 「静かなる羅列」
...東下(とうげ)をあえてしたことは確かとみゆる」「不忠不逞な臣」「断乎たる御処分な降(くだ)されねばあいなるまい」公卿口の姦(かしま)しさ...
吉川英治 「私本太平記」
...敵を待つは敵に思いのまま有利な配備をさせるに過ぎぬ」断乎(だんこ)...
吉川英治 「新書太閤記」
...断乎たる拒否だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...この悲境にあって詩人は深厳なる人世の批評をなしつつ断乎として悪を斥けた...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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