...何でお前らはおれに断りもなく死んじまったんだ...
梅崎春生 「狂い凧」
...長生きしてやろうという気分だね」断りもなく死んだ...
梅崎春生 「狂い凧」
...「そうではないか、X大使、断りもなく、わがクロクロ島の内部まで侵入して来るような相手に対しては、吾々は、いかなる手段を用いても、防衛するのだ...
海野十三 「地球要塞」
...彼には一言の断りもなく...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...この見ず知らずの人物は、なぜ断りもなく、二階の書斎へ上って来たのか...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...見も知らぬ男が、何の断りもなく、二千円の商品を蹴飛ばしたのだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...一言の断りもなくて当然の条件となっていたのです...
豊島与志雄 「女と帽子」
...何故、予に、断りもなく、左様の処置を致す」「重々のお怒り、恐れ入りまするが、罪の有無は、とにかく、一応取調べませぬと」「とにかくも、一応もない」「いいえ...
直木三十五 「南国太平記」
...断りもなく奥様と直談判(じきだんぱん)を始めたり何かして...
夏目漱石 「明暗」
...断りもなく妙な動物が平然と蹲踞(そんきょ)している...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...断りもなく烏の上に拡張して知らん顔をしてすましているところなんぞは...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...……おれに断りもなく...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...あるじに断りもなく手折りかかるような痴者(しれもの)は...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...断りもなく他人の家へ入って来て失礼ではありませんか」彼女は厳しい言葉で慎(たしな)めるようにいった...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...お客は断りもなくその外形相応にアカとかブチとか呼んでしまう...
柳田國男 「地名の研究」
...他藩の武士を断りもなく恩寵して...
夢野久作 「名君忠之」
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