...もっとも断って置くが...
芥川龍之介 「煙管」
...念の為に断って置くが...
芥川龍之介 「島木赤彦氏」
...次手(ついで)にもう一つ断って置くが...
芥川龍之介 「上海游記」
...断って置くが、読んだと云う事を聞いたので、褒(ほ)めたと云う事を聞いたのではない...
芥川龍之介 「羅生門の後に」
...青麟輩に――断って置くが...
泉鏡花 「薄紅梅」
...断って置くが俺は何も船橋くんだりまで物見遊山(ゆさん)に行ったんじゃない...
梅崎春生 「蜆」
...――断って置くが...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...断って置くが、殺された丸山技師は平素から仕事に対して非常に厳格であった...
大阪圭吉 「坑鬼」
...二号室の男は、(断って置くが、患者が少くなってから各室に散在していた三人の狂人は、なにかと看護の便宜上最も母屋に近い、一、二、三号室に纏(まと)めて移され、四号室から残りの十二号室までは全部空室になっていたのだ...
大阪圭吉 「三狂人」
...ロイド眼鏡をかけた老人が――断って置くが...
辰野隆 「愛書癖」
...僕の眼中にないと云う事だけを断って置く...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...断って置くけれど...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...一言断って置くのである...
豊島与志雄 「ヒューメーンということに就て」
...この章でははぶいたことを断って置く...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...亡友に安心をさせる為め一言断って置く...
夏目漱石 「『吾輩は猫である』中篇自序」
...断って置くが、私は何んな場合でも過激を遠慮する内気な人間の部類に属し、却って年老いた校長の方が進取的な気質に満ちて「堕落しても好いから、新しいもの!」と云う希求を旗印しに立てていたのであった...
松永延造 「職工と微笑」
...解剖家(一寸断って置くがこれは Anatom の訳語で「かいぼうか」とよむので決して「かいぼうや」と訓じてはならない...
森於菟 「屍体異変」
...断って置くがこれら二つの書物は共に写本であって流布も少なく...
柳田国男 「山の人生」
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