...遽(にわ)かに断定さるべきではないと私は思うものだ...
有島武郎 「広津氏に答う」
...四面断崖絶壁を繞らした三百メートル以上の高丘上に建てられた封建城市で...
石川三四郎 「馬鈴薯からトマト迄」
...文献に現われているだけで判断してみると...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...此方の油断を見すましているのではないか...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...映画の製作者はつまり文字の代りにフィルムの断片で文章をかいて...
寺田寅彦 「教育映画について」
...また断えず補強工事を怠らなければ安全であろうが...
寺田寅彦 「災難雑考」
...全社会と社会の支配機構分子とに断然たる弾力を持っているということが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...俗流唯物論風に発生を即断することは出来ないわけだ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...その切断を充たさんとするとも考えられるのである...
中井正一 「生きている空間」
...そのまゝ久しく筆を断ちたり...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...とたうの訴人 銀百枚がうその訴人 同断てうさんの訴人 同断右之通り下され...
中里介山 「大菩薩峠」
...この中断された前後の知覚の各々の観念を...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...現代日本の司法官諸君にしてかうした裁断を大真面目にやつてのける才人が現れ...
正岡容 「山の手歳事記」
...不断の修養をなすことが出来る...
森鴎外 「渋江抽斎」
...さてそうすることが必ずしも幸福であったろうとも断言はできない...
柳田国男 「木綿以前の事」
...これもはっきり断わっておくが...
山本周五郎 「追いついた夢」
...断じて退(ひ)く後方を持たない...
吉川英治 「新書太閤記」
...直家の行軍を寸断し...
吉川英治 「新書太閤記」
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