...この地域に敵がいないか、斥候に行って調べてきてもらえる?...
...我々は斥候になって、敵の動静を探っていた...
...明日は斥候の任務があるから、早く寝なければ...
...敵から逃げるために、斥候が先回りして道を調べた...
...斥候は危険な任務だが、やりがいがある...
...斥候(せっこう)の職分が兼ねられます...
泉鏡花 「海城発電」
...斥候の職分が兼ねられます...
泉鏡花 「海城発電」
...此斥候(このせつこう)は何者(なにもの)であるかといふと...
今村明恒 「地震の話」
...上陸人の斥候(せっこう)報告があった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...水銀柱の斥候(ものみ)を放つて...
高村光太郎 「智恵子抄」
...昼のうちより杉山邸へ放った斥候(ものみ)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...これも斥候長の下りて行った方へ駈けていった...
夏目漱石 「こころ」
...千鳥足で囀(さえず)り散らし何の考えもなくただただ斥候の用心深きを憑(たの)んで行くものと見ゆ...
南方熊楠 「十二支考」
...距離が尚遠く、大鼓の響が未だ聞えぬに、斥候は帰つて、只今山車が出ましたと報ずる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...斥候一小隊尻沢村(半里)へ御差出相成...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そうして「もしかすると今度の斥候(せっこう)旅行で...
夢野久作 「死後の恋」
...こうなればもう斥候が要る...
横光利一 「旅愁」
...多分は――味方の物見と、敵の斥候との、さぐり撃ちだろうとは思ったが、念のため、大村附近へ出張っている味方の前衛へ、「変りはないか」と、問い合せに、兵を走らせ、その返辞を待っていた...
吉川英治 「上杉謙信」
...「何事か」と、斥候隊を放つと、その斥候隊の生死も知れず、ただ一陣、蜀の関興軍が猛進してきた...
吉川英治 「三国志」
...蜀の斥候兵は点々と一町おきにその中に隠れていた...
吉川英治 「三国志」
...山岳の徒歩(かち)越えや騎馬の川渡し、伝令、斥候の演習など、風雨の日までわざと歩かせた...
吉川英治 「私本太平記」
...ちょっとそこまで斥候(ものみ)にいってくれないか」「斥候(ものみ)に?」蛾次郎(がじろう)ぎょっと...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「云わんかッ」「斥候(せっこう)じゃろう...
吉川英治 「松のや露八」
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