...三日滞在することに料簡(りょうけん)を決めてしまいましたが...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...その料簡(りょうけん)が気に入らない...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...然(しか)る上は拙老より篤(とく)と本人へ申聴かせ何卒(なにとぞ)して料簡を入替えさせ度(たく)...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...どういうつもりだか料簡(りょうけん)がわからない...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんな料簡(りょうけん)であった...
夏目漱石 「坑夫」
...もう少し控えて置く方が得策だという料簡(りょうけん)を起した結果...
夏目漱石 「それから」
...呪禁(まじない)に使う品物を(これからその目的に使うんだという料簡(りょうけん)があって)手に入れる時には...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...かえって想像に困難なものとして父の料簡を...
夏目漱石 「明暗」
...何(ど)う云(い)ふ料簡(れうけん)か分(わか)らないがね」と宗助(そうすけ)が云(い)ふと...
夏目漱石 「門」
...そこでまあ十一月二十五日が来るまでは構うまいという横着な料簡(りょうけん)を起(おこ)して...
夏目漱石 「私の個人主義」
...どういう料簡で人を殺害させ...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...その道、どんな料簡か、藝州廣島城も見る積りでしたが、淺野の家中に騷がれてこれも果さず、散々の體で江戸表へ辿(たど)り着いたといふ、馬鹿々々しい經驗を持つて居る左近太夫だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いよ/\料簡を入れ替へて――」「まさか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...君は抑もどういふ料簡でああいふ眞似をするのだ?』――『何がどうしたと言ふのです? わたくしは何もいたしはしませんよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...又……お前さん達の情人(いいひと)も、おんなじ料簡で、お前さん達をここまで連れて来たんで、決して悪気じゃなかったんだろうが、残念な事には、それが出来なくなっちゃったんだ...
夢野久作 「支那米の袋」
...ひそかに父の料簡をただした...
吉川英治 「三国志」
...主家を思うらしい料簡にめでて教えてつかわす」「はっ...
吉川英治 「私本太平記」
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