...それ七月は杖ふりて燃ゆる漏斗のかたちせる瑠璃いろの天をこぼつころ...
アルテュル・ランボオ 上田敏訳 「醉ひどれ船」
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内田魯庵 「八犬伝談余」
...誰がかれらを土の農奴としたのか? 人間は誰もかれも一斗の塵を食う苦しみをしのばなければならぬという諺はあるが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...お膳の筋斗(とんぼ)がえりを打つのにも頓着(とんちゃく)しなかったが...
田山花袋 「蒲団」
...斗聲無く露落ちて旌旗は寒し風清し...
土井晩翠 「天地有情」
...お銀はそのころまだ長火鉢の抽斗(ひきだし)にしまってあった丸薬を取り出して...
徳田秋声 「黴」
...斗満(とまむ)の川音が高くなった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...突かれて筋斗(もんどり)打って河原へ落ちる...
中里介山 「大菩薩峠」
...三斗の冷水を注ぐようなことを言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...見出しカードの抽斗(ひきだし)を付けて索引に便利にする...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...斗酒(としゅ)をあおって席亭で小唄をうたいながら...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...三斗一升しかなかったと記してある...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...お辞儀をすべき場合に筋斗(とんぼがえし)などを打つというわけで...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...筋斗(とんぼがえり)をしながら車道の方へ駆け出すやつ...
久生十蘭 「魔都」
...羽二重の熨斗(のし)...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...いよいよ以て冷汗三斗である...
夢野久作 「お茶の湯満腹談」
...金儲け上手な寺の牡丹哉侍が傘さしかける牡丹哉すつぽん先斗町のある一亭で...
吉川英治 「折々の記」
...一斗の酒を呑んだあげく縄を解かれると非常にはしゃぎ出して...
吉川英治 「三国志」
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