...抽斗(ひきだし)をあけたりしめたり...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...室に入れば野人斗酒を酌んで樽を撃ち...
石川啄木 「閑天地」
...わずかに箪笥の抽斗(ひきだし)から房枝のものが二...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...阿久斗(あくと)比賣に娶(あ)ひて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...冬曉(とうげう)早(はや)く蓐(じよく)を離(はな)れて斗滿川(とまむがは)に行(ゆ)き...
關寛 「命の鍛錬」
...禹娶二於氏女一、名曰二女嬉一、年壮未レ孳、嬉二於砥山一、得二慧苡一而呑レ之、意為二人所一レ感、因而妊孕、剖レ脅而産二高密一、家二西羌地一、曰二石紐一、父鯀妻レ修、已見二流星貫一レ昂、夢接意感、又呑二神珠慧苡一、※拆而生二禹於石一、虎鼻大口、両耳参漏、首載二鈎一、※有二玉斗一、足文履已、故名レ文命二字高密一身長九尺、長二於西羌一、古有二大禹一、女禍十九代孫、寿三百六十歳、入二九嶷山一仙飛去、後三千六百歳、堯理二天下一、洪水既甚、人民溺、大禹念レ之、仍化二生於石紐山一、泉女狄暮汲レ水、得二石子一、如レ珠、愛而呑レ之有レ娠、十四月生レ子、及レ長能知二泉源一、禹鑿二龍関之山一、亦謂二之龍門一、至二一空巌一、深数十里、幽暗不レ可二復進一、禹乃負レ火而進、有レ獣状如レ豕、銜二夜明之珠一、其光如レ燭、又有二青犬一、行吠二於前一、禹計可二十里一、迷二於昼夜一、既覚二漸明見一、向来豕犬変為二人形一、皆著二玄衣一、又見二一神一、蛇身人面、禹因与レ神語、神即示二禹八卦之図一、列二於金板之上一、又有二八神一侍レ側、禹曰、華胥生二聖人一、是汝耶、答曰、華胥是九河神女、以生レ余也、乃探二玉簡一授レ禹、長一丈二寸、以合二十二時之数一、使レ量二度天地一、禹即執二持此簡一、以平二定水土一、蛇身之神、即羲皇也、第三の伝承は、洪水説話の英雄禹を以て、古の大禹の再生なりとし、最後の伝承は、龍門山の洞中に於ける義皇と禹との会合を記す...
高木敏雄 「比較神話学」
...五分間で火熨斗(ひのし)をした様に奇麗に乾く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...斗満橋を渡って、見かえると、谷を罩(こ)むる碧(あお)い朝霧(あさぎり)の中に、関翁は此方に向い、杖(つえ)の頭(かしら)に両手を組(く)んで其上に額(ひたい)を押付(おしつ)けて居られた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...鏡台の抽斗を開けてみた...
豊島与志雄 「反抗」
...青木月斗(げっと)氏なども名を出した...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...夏の草なればにや矢車のみひとりいつまでも心強げに見ゆれば朝ごとに一つ二つと減り行くに何が殘らむ矢車の花俛首れてわびしき花の斗菜(をだまき)は萎みてあせぬ矢車の花風邪引きて厭ひし窓もあけたればすなはちゆるゝ矢車の花快き夏來にけりといふが如まともに向ける矢車の花五月十日...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...」鏡台わきの手拭かけにあった白地に市川という字が手拭一ぱいの熨斗(のし)の模様になって...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...三斗一升しかなかったと記してある...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...北斗七星が銀色に...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...抽斗(ひきだし)を引くり返したりね...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...伊沢分家の古い法諡に、軒と云ひ室と云つて、ことさらに院字を避けたらしい形迹のあるのは、伊藤東涯の「本天子脱之後、居于其院、故崩後仍称之、臣下貴者亦或称、今斗之人、父母既歿、必称曰某院、尤不可也、蓋所謂窃礼之不中者也、有志者忍以此称其親也哉」と云つた如く俗を匡(たゞ)すに意があつたのではなからうか...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...阿斗(あと)を抱いてこなかったのだ」「その阿斗も...
吉川英治 「三国志」
...各層の勾欄(こうらん)や斗拱(ときょう)もおのおの五通りに違う...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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