...銀色に光った抽斗(ひきだし)の金具も一見小綺麗(こぎれい)に出来上っていた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...どうも皆其(その)机(つくゑ)の抽斗(ひきだし)には心霊学会の研究報告がはひつてゐさうな心持がする...
芥川龍之介 「近頃の幽霊」
...力も四斗俵(しとびょう)は片手に挙(あが)ります...
芥川龍之介 「報恩記」
...この漏斗がたの中に落ち...
海野十三 「発明小僧」
...斗満原野三百万坪余の貸付許可を得たり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...二週間斗(ばか)り滞在した事があった...
関根黙庵 「枯尾花」
...抽斗(ひきだし)を引出して見たりして...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...火鉢の抽斗(ひきだし)から売薬を捜して飲ませたりしたが...
徳田秋声 「足迹」
...直ぐ抽斗(ひきだし)の中から全部の切手を抜いてしまって...
野村胡堂 「死の予告」
...新しい四斗樽の鏡を抜くということは...
火野葦平 「花と龍」
...今ドイツに留学してゐる物理学の泰斗内田博士の発明になる――と云つてゐたが彼は幼少からの木工職で...
牧野信一 「日本橋」
...絵具箪笥の抽斗の...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...思いがけない千浪と重蔵に会って冷水三斗の苛責(かしゃく)をうけ...
吉川英治 「剣難女難」
...阿斗はよく護られて...
吉川英治 「三国志」
...胆斗(たんと)の如(ごと)し――ということばもあるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...御佩(おは)き添へはさや巻の熨斗(のし)付也...
吉川英治 「新書太閤記」
...抽斗(ひきだし)だの...
吉川英治 「宮本武蔵」
...漏斗(じょうご)の口のように口を開(あ)くかと思われた...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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