例文・使い方一覧でみる「文筥」の意味


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...父の遺した螺鈿の文筥に大事げにおさめた...   父の遺した螺鈿の文筥に大事げにおさめたの読み方
豊田三郎 「リラの手紙」

...(三月三十一日)『明星』所載落合氏の歌むらさきの文筥(ふばこ)の紐(ひも)のかた/\をわがのとかへて結びやらばいかに「わがのと」とは「わが紐と」といふ事なるべけれど我の紐といふ事十分に解せられず...   『明星』所載落合氏の歌むらさきの文筥の紐のかた/\をわがのとかへて結びやらばいかに「わがのと」とは「わが紐と」といふ事なるべけれど我の紐といふ事十分に解せられずの読み方
正岡子規 「墨汁一滴」

...○嘉義市中にて亜杉製の文筥(ふばこ)を見るこんな木は始めてだ...   ○嘉義市中にて亜杉製の文筥を見るこんな木は始めてだの読み方
柳宗悦 「台湾の民藝について」

...お机もお文筥(ふばこ)もお火桶(ひおけ)も...   お机もお文筥もお火桶もの読み方
山本周五郎 「日本婦道記」

...勅の文筥(ふばこ)は...   勅の文筥はの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...「朝廷のおん文筥は...   「朝廷のおん文筥はの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...……せっかく下向した勅使も、開けぬ文筥では、持ち帰るにも、間(ま)が抜けようぞ、かたがた、それこそ辱(はじ)の上塗(うわぬ)りをして、追い返すようなもの...   ……せっかく下向した勅使も、開けぬ文筥では、持ち帰るにも、間が抜けようぞ、かたがた、それこそ辱の上塗りをして、追い返すようなものの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...文筥(ふばこ)の蓋(ふた)には...   文筥の蓋にはの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...やがて蒔絵(まきえ)の文筥(ふばこ)の房長なのを恐々(こわごわ)持った近所の内儀が...   やがて蒔絵の文筥の房長なのを恐々持った近所の内儀がの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...文筥(ふばこ)を恭(うやうや)しく出して...   文筥を恭しく出しての読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...胸に懸けていた文筥(ふばこ)をとり外(はず)し...   胸に懸けていた文筥をとり外しの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...一個の文筥(ふばこ)を捧げてきて...   一個の文筥を捧げてきての読み方
吉川英治 「親鸞」

...文筥(ふばこ)を胸に抱いている姿のどこかに初々(ういうい)しさもあって...   文筥を胸に抱いている姿のどこかに初々しさもあっての読み方
吉川英治 「梅里先生行状記」

...文筥(ふばこ)のやりとりや往来も自然に繁かった...   文筥のやりとりや往来も自然に繁かったの読み方
吉川英治 「梅里先生行状記」

...自分の胸にかけている文筥(ふばこ)を眼で示し...   自分の胸にかけている文筥を眼で示しの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

...無言のまま助九郎の前から文筥を取次ぎ...   無言のまま助九郎の前から文筥を取次ぎの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

...胸に文筥(ふばこ)を掛けた何家(どこ)かの下郎が...   胸に文筥を掛けた何家かの下郎がの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

...胸に掛けていた革文筥(かわふばこ)を外(はず)し...   胸に掛けていた革文筥を外しの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「文筥」の読みかた

「文筥」の書き方・書き順

いろんなフォントで「文筥」


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