例文・使い方一覧でみる「文机」の意味

...れんたく漆紋の文机が欲しい... れんたく漆紋の文机が欲しいの読み方

...同じ色の文机（ふづくえ）が... 同じ色の文机がの読み方
江戸川乱歩「押絵と旅する男」

...すると夫人の愛用していたこの文机の抽斗の奥に秘密の扉――... すると夫人の愛用していたこの文机の抽斗の奥に秘密の扉――の読み方
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子「魂の喘ぎ」

...... の読み方
高浜虚子「椿子物語」

...文机の上に散らかっている書箋を指した... 文机の上に散らかっている書箋を指したの読み方
豊島与志雄「紫の壜」

...... の読み方
内藤鳴雪「鳴雪句集」

...姿形（すがたかたち）のうるはしきのみならで心（こゝろ）ざまのやさしさ情（なさけ）の深（ふか）さ絲竹（いとたけ）の道（みち）に長（た）けたる上（うへ）に手（て）は瀧本（たきもと）の流（なが）れを吸（く）みてはしり書（がき）うるはしく四書五經（ししよごけい）の角々（かど／″＼）しきはわざとさけて伊勢源氏（いせげんじ）のなつかしきやまと文（ぶみ）明暮（あけくれ）文机（ふづくゑ）のほとりを離（はな）さず... 姿形のうるはしきのみならで心ざまのやさしさ情の深さ絲竹の道に長けたる上に手は瀧本の流れを吸みてはしり書うるはしく四書五經の角々しきはわざとさけて伊勢源氏のなつかしきやまと文明暮文机のほとりを離さずの読み方
樋口一葉「別れ霜」

...平常（つね）の部屋（へや）に倚（よ）りかゝる文机（ふづくゑ）の湖月抄（こげつせう）こてふの卷（まき）の果敢（はか）なく覺（さ）めて又（また）思（おも）ひそふ一睡（いつすゐ）の夢（ゆめ）夕日（ゆふひ）かたぶく窓（まど）の簾（すだれ）風（かぜ）にあほれる音（おと）も淋（さび）し... 平常の部屋に倚りかゝる文机の湖月抄こてふの卷の果敢なく覺めて又思ひそふ一睡の夢夕日かたぶく窓の簾風にあほれる音も淋しの読み方
樋口一葉「別れ霜」

...顎十郎が錦明宝の鉢を叔父の文机の上に据えて待っていると... 顎十郎が錦明宝の鉢を叔父の文机の上に据えて待っているとの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...居間の文机のうえにうつむきこんで... 居間の文机のうえにうつむきこんでの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...あたふたとありあう本で文机のうえのものをおおい隠すと... あたふたとありあう本で文机のうえのものをおおい隠すとの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...そうしてションボリと文机のまえに坐っているところなんざ... そうしてションボリと文机のまえに坐っているところなんざの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...文机のほうへ手をのばしかける... 文机のほうへ手をのばしかけるの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...文机のほうを覗きこむ... 文机のほうを覗きこむの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...証拠はこの通り」急に手をのばして文机の本をはねのけると... 証拠はこの通り」急に手をのばして文机の本をはねのけるとの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...「たいへんな騒ぎでさぞ驚いたでしょう」藤尾はひとり行燈のそばへ文机を寄せて...
山本周五郎「新潮記」

...中殿の大きな黒塗りの文机におん肱（ひじ）をのせ... 中殿の大きな黒塗りの文机におん肱をのせの読み方
吉川英治「私本太平記」

...彼女は文机（ふづくえ）のわきに... 彼女は文机のわきにの読み方
吉川英治「私本太平記」

...ひとりは文机に向い... ひとりは文机に向いの読み方
吉川英治「源頼朝」

「文机」の読みかた