...但しその頃(ころ)も既に多少の文名ありしかば...
芥川龍之介 「わが俳諧修業」
...國民英學會にも學びてめざまし新聞中央新聞等に記者となり朝報社に入りて文名大に揚る...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...越えて数月この「武蔵野」を巻軸として短篇数種を合冊した『夏木立(なつこだち)』が金港堂(きんこうどう)から出版されて美妙斎の文名が一時に忽ち高くなった...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...続いて『国民之友』を創刊して文名隆々天下を圧する勢いがあった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...心にもない文学上の談話が度々雑誌に載せられて文名が日に益々高くなるので実業界の友人からはいよいよ文人扱いされ...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...こんな具合でしたから芥川の手紙を特に保存してあつた事も芥川の文名に影響された譯では無く...
小穴隆一 「二つの繪」
...この男は、よわい既に不惑(ふわく)を越え、文名やや高く、可憐無邪気の恋物語をも創り、市井(しせい)婦女子をうっとりさせて、汚れない清潔の性格のように思われている様子でありますが、内心はなかなか、そんなものではなかったのです...
太宰治 「女の決闘」
...文名さえも一向に挙らず...
太宰治 「服装に就いて」
...文名隆々たる頃だった...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...文名は容易に揚らず...
中島敦 「山月記」
...伯父が文名嘖々(さくさく)たる大家ででもあったなら...
中島敦 「斗南先生」
...多少の文名があったのを...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...すでに文名嘖々(さくさく)たるものがあるのに...
野村胡堂 「胡堂百話」
...文名とを合せればたいしたものだと己惚(うぬぼれ)たのであろう...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...逍遙院前内府の文名が後の代まで永く歌人の欽仰するところとなり...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...作者二十四歳の時出た第一集「乱れ髪」は一躍著者の文名を高からしめ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...文名身後に伝はり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...公文名(くもんみょう)・久門名(くもんな)などという大字のあることを知っている人は...
柳田國男 「地名の研究」
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