...「貴君(あなた)は文化的な生活はお嫌ひのやうに承はつてゐましたから...
薄田泣菫 「茶話」
...日本で有数の文化的な劇団「鴎座」の...
太宰治 「正義と微笑」
...そうしてそれをどこやら文化的な高尚(こうしょう)なものみたいな概念にでっち上げる傾きがあるようで...
太宰治 「チャンス」
...近年は村々に青年会などという文化的なものがあるからおそらく昔のような事は見られまい...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...或いは文化を非文化的なものとして...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...優れて文化的な・道徳的な・スローガンではなかった...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...もしも著者が文化的なロクデナシででもない限り見当がつくものだ...
戸坂潤 「読書法」
...進歩の政治的又文化的な規定ほど道徳常識に訴える処が少ないから...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...京極三太郎は漸く文化的な記事の扱いと...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...非文化的なところが丁度煎じ薬を飲むやうなよさで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...寧ろ文化的な或は社會的な諸要素をミリュウと稱してゐる...
三木清 「歴史哲學」
...文化的な仕事しかしていない東宝という映画製作所の闘争で...
宮本百合子 「新しい潮」
...又、万一挙げられた場合に刑罰も重いので、もっと文化的な、安全な方法を執るようになった...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そ奴を知性だと思わして元も子も無くさせる非文化的な病いが世界中に蔓延しているんだよ...
横光利一 「旅愁」
...お互ひが文化的な進歩...
吉川英治 「折々の記」
...それは文化的な大處から時流を見...
吉川英治 「折々の記」
...文化的な意図などもふくまれている...
吉川英治 「新書太閤記」
...頭は文化的なはずだが...
吉川英治 「随筆 新平家」
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