...文化的なクリストは十字架の上に最も野蛮な死を遂げるやうになつた...
芥川龍之介 「続西方の人」
...文化的な生活をしなくてはならないということなのじゃあるまいか?今の資本家など称する輩はだが...
辻潤 「ふもれすく」
...そういう意味で初めてそれこそ文化的な映画のことであるようにさえ思われる...
戸坂潤 「映画芸術と映画」
...この一応非政治的で純文化的な政治的文化活動こそ...
戸坂潤 「啓蒙の現代的意味と役割とについて」
...現にジャーナリズムの持つ本当に文化的な意義を見失うような欠点が生じて来るからである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...文化的な或いは寧ろ宗教的な世界征服を企てることは...
戸坂潤 「社会時評」
...この「ドイツ文化」は反文化的な筈だった...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...従って思想的に非文化的反文化的なものでも...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...もしも著者が文化的なロクデナシででもない限り見当がつくものだ...
戸坂潤 「読書法」
...経済的政治的又社会的文化的な質を有っている...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...その非文化的な上に於て...
直木三十五 「大阪を歩く」
...ところでゲーテにおいては、人間及び社会が自然と見られたやうに、自然もまた或る人間的なもの、文化的なもの、精神的なものと見られた...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...寧ろ文化的な或は社會的な諸要素をミリュウと稱してゐる...
三木清 「歴史哲學」
...文化的な動きが著しくなって来ている...
宮本百合子 「木の芽だち」
...文学に対する非文学性を否定することや婦人や子供のことに対する真に文化的な助言をし批評をするところということになったそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...従うて種々な今一段と文化的な地名が考案せられたので...
柳田國男 「地名の研究」
...中には非文化的なことをここまで来てもやるとはけしからぬと怒って自室へ引っ込むものも一二あったが...
横光利一 「旅愁」
...これに共同態の結成や文化的な生活の術を教えしめるため...
和辻哲郎 「鎖国」
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