...文久三年七十二歳の高齢で歿(ぼっ)しました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...私の十二の時が文久三年...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...文久頃の五ヶ國條約實施問題をめぐる攘夷論沸騰時代のやうにも思へて甚だ曖昧であるが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...そばに五厘銭と文久銭(ぶんきゅうせん)が散らばっている...
夏目漱石 「草枕」
...万延・文久度(ど)のほうはいたる行動期となって...
服部之総 「志士と経済」
...藩医の家柄の久坂玄瑞(くさかげんずい)などはわりにいい方だが、文久二年三月、同志とともに脱藩してでも伏見挙兵に加わろうと準備最中の日記に、「金の一条には大困窮、英雄もこれには閉口なり呵(か)々々」と書いて、その翌日、『リセランド窮理書』二巻と『グール小児書』二巻を抵当に知合の医者から五両借りた...
服部之総 「志士と経済」
...桜田変後の反動期も文久二年春まで二年足らずつづいている...
服部之総 「志士と経済」
...文久二年の春の伏見(ふしみ)寺田屋(てらだや)騒動...
服部之総 「新撰組」
...また(肥後守)自身聞き届け候儀も之(これ)有る可く候」(文久二年二月)と布告してもみた...
服部之総 「新撰組」
...南北戦争による米綿途絶のため一八六二(文久二)―六五年の間は年々莫大な木綿輸出国だった...
服部之総 「尊攘戦略史」
...文久二年十一月の日付のある函館英国領事の書簡(パスク・スミス氏『日本及び台湾における西夷』)は記しているが...
服部之総 「尊攘戦略史」
...五幕末史中攘夷運動が最大に高まったのはこの年文久三年である...
服部之総 「尊攘戦略史」
...文久のはじめごろは猫も杓子も万年青つくり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...船の出発したのは文久元年十二月の事であった...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...多分その時代かあるいはその直前頃に出来たものであろうと考えられる(文久二年〔一八六二〕版の『英和対訳袖珍辞書』ならびに慶応二年〔一八六六〕それの改正増補版には共に見当らない)...
牧野富太郎 「植物記」
...文久元年に近世詩林一巻を刻し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...文久二年は山城河岸没落の年である...
森鴎外 「細木香以」
...文久三年二月には私が生れた...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
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