...文久銭というのを知らないので絵にして言づけた訳ですが...
上村松園 「あのころ」
...文久銭ほどの価値(ねうち)もなかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...文久三年亥年(いどし)の三月十日の朝――安さんに伴(つ)れられて師匠に引き合わされました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...「歌川国芳(寛政九年生文久元年歿)は国貞に優る事明かなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...三下氏の頬っぺたに吸いついた文久通宝子...
中里介山 「大菩薩峠」
...文久三年にこれと「コンテスト」と二艘合わせて十八万ドルで薩藩が購入している...
服部之総 「咸臨丸その他」
...文久非常時を立直すことができると...
服部之総 「新撰組」
...文久三年八月十八日の『横浜新聞紙』(おそらく『ジャパン・ヘラルド』のことだろう)には興味ある記事の一節がある...
服部之総 「尊攘戦略史」
...文久のはじめごろは猫も杓子も万年青つくり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...例えば文久二年欧行の船中で松木弘安(まつきこうあん)と箕作秋坪(みつくりしゅうへい)と私と三人...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...文久二年初版慶応三年正月再版訳了の「英和対訳辞書」(堀達三郎著)には...
穂積陳重 「法窓夜話」
...文久元年は蘭軒歿後第三十二年である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...文久三年の春であった...
森鴎外 「細木香以」
...海保漁村の墓表に文久(ぶんきゅう)二年十月十八日に...
森鴎外 「渋江抽斎」
...嗣子繁松(しげまつ)は文久二年生で...
森鴎外 「渋江抽斎」
...渡錢は文久一つ即ち一厘五毛であつた...
森林太郎 「私が十四五歳の時」
...文久を一つ明日まで貸してくれまいかと云つた...
森林太郎 「私が十四五歳の時」
...世は文久元年...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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