...主観の体系の収斂と収斂に依る凹レンズ...
李箱 「線に関する覚書6」
...収斂(しゅうれん)してしまうのがおちであろう...
海野十三 「金属人間」
...級数が収斂し、絶対値の級数が収斂しないときには項の順序をかえて、任意の limit に tend させることができるということから、絶対値の級数が収斂しなければならぬということになるから、それでいいわけだ...
太宰治 「愛と美について」
...「これは鬼神の食物を斂(おさ)める処である...
田中貢太郎 「美女を盗む鬼神」
...収斂(しゅうれん)...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...これらの引力の総和は丁度前に出した収斂級数で表わされ従って有限なものになる...
寺田寅彦 「方則について」
...もしもこれらの影響が収斂級数を作らなかったなら果してどうであろうか...
寺田寅彦 「方則について」
...もしも履歴の影響が時とともに速やかに漸進線的に収斂しなかったらどうであろうか...
寺田寅彦 「方則について」
...ここで云う残余の項は多くはもっと速やかに急に収斂するのである...
寺田寅彦 「方則について」
...従って出発点(原理)は終点である形相にまで収斂して了うことが出来たので...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...即ち第十二條に國司國造、勿斂百姓、國非二君、民無兩主、率土兆民、以王爲主、所任官司、皆是王臣、何敢與公、賦斂百姓、とあるが、これは當時の如き氏族制度時代に於て、即ち各氏族が公民(おほみたから)の外に多くの部曲民を私有して居つた際に、斯の如き憲法に據つて、官司は皆王臣、人民は皆王の人民と謂ふ主義を發表したのは、非常に進歩した考と謂はなければならぬ...
内藤湖南 「聖徳太子」
...サブディヴィジョンの他の根拠は元素構成、味(甘み、酸味、塩味、シャープ、苦味、収斂性)、変化し易さ(消化過程における)、性質、加熱または冷却、柔らかさ、乾き易さ、洗浄性、滑らかにする、などである...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...苛斂誅求(かれんちうきう)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...苛斂誅求(かれんちゅうきゅう)の訴えがあったために...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...我州民ノ承服セザル賦税ヲ収斂セントスル為メナリ...
福沢諭吉訳 「アメリカ独立宣言」
...」正寧の斂(れん)である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それで不断の肝癪は全く迹(あと)を斂(おさ)めて...
森鴎外 「じいさんばあさん」
...新しく権力を得た地頭(じとう)の百姓に対する苛斂(かれん)などを...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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