...国産および外国製の悪くなったワインから収斂性のある抽出物を作って...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...無二無三に過重なる収斂を以て...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...鳥の翼は忽ち斂(をさ)まり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...一隻は翅(はね)を近き巖の頂に斂(をさ)めて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...医師の術として軟膏と収斂剤が使われ...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...その場合には目のレンズはもはや光を収斂(しゅうれん)するレンズの役目をつとめることができなくなる...
寺田寅彦 「自由画稿」
...数学の方で収斂級数(しゅうれんきゅうすう)というものがある...
寺田寅彦 「方則について」
...もしも重力が距離の自乗に反比例せずして距離自身に比例するのであったら結果は収斂しないのである...
寺田寅彦 「方則について」
...彼(か)の級数は収斂の仕方の遅いものである...
寺田寅彦 「方則について」
...ここで云う残余の項は多くはもっと速やかに急に収斂するのである...
寺田寅彦 「方則について」
...下痢に苦い収斂性の物質...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...それがためには苛斂誅求をやって人民の膏血を絞ることを厭わなかった...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...何しろ最後の王朝時代に政府が思ひ切つた苛斂誅求をして全國に完全な道路網を張つたといふのだから...
野上豐一郎 「聖ロヨラ」
...我州民ノ承服セザル賦税ヲ収斂セントスル為メナリ...
福沢諭吉訳 「アメリカ独立宣言」
...それで不斷の肝癪は全く迹を斂(をさ)めて...
森鴎外 「ぢいさんばあさん」
...都会ではほとんと影を斂(おさ)めて...
柳田国男 「木綿以前の事」
...やがてまた跡を斂(おさ)めてしまった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...パリーの人心のあらゆる機能を収斂している金銭...
横光利一 「欧洲紀行」
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