...敵人を雇っているわけじゃない...
...唯一の敵人は自分自身だと思います...
...見破ることができない敵人もいる...
...彼は敵人にいいように利用されている...
...彼女を敵人扱いするのはよそう...
...愛を以て人に勝つに至って――すなわち愛を以って敵人の首に熱き火を積み得るに至って初めて健全に達したのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...七日、丁亥、越後国三味庄の領家雑掌、訴訟に依つて参向し、大倉辺の民屋に寄宿せしむるの処、今暁盗人の為に殺害せらる、曙の後、左衛門尉義盛之を尋ね沙汰し、敵人と称して、件の庄の地頭代を召し取る、仍つて其親類等、縁者の女房に属し、内々尼御台所の御方に訴申す、而るに義盛の沙汰相違せざるの由、之を仰出さる、申次駿河局突鼻に及ぶと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...敵人の餌食とわれの斃る身を忍ぶことなく今救へ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...敵人之に應じ得ば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...若く勇める敵人の體中深く沈ましむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...兩將の光る胸甲敵人の打撃を受けてひびくまで...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...絶えず勉めて敵人をめがけて槍を投げ飛ばし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...65而して我を敵人が鋭利の刄もて斬り殺し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...自分自身や敵人種の上に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お前はこのことから会稽の恥をおもい敵人を怨むようなことがあってはならぬ...
中里介山 「法然行伝」
...これ即ち敵人の奸計に党(くみ)するものであるといわねばならぬと述べ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...アンチオクス王殺されて敵人王の馬を取り騎りて凱旋せしにその馬瞋(いか)りて断崖より身を投げ落し騎った者とともに死んだと...
南方熊楠 「十二支考」
...従って敵人の襲撃に対する簡便なる防禦(ぼうぎょ)である...
柳田國男 「地名の研究」
...つまり敵人と味方との生命(いのち)の引換えを申し出られた...
吉川英治 「上杉謙信」
...敵人でもない...
吉川英治 「三国志」
...いわば敵人へささげられる体であった...
吉川英治 「私本太平記」
...あたりを睥睨(へいげい)している異様な敵人のまわりには――文字どおり甲冑(かっちゅう)の「鉄桶(てっとう)」ができて――それも藤吉郎の手もとと眼(まな)ざしを恐れてか...
吉川英治 「新書太閤記」
...敵人の影に充(み)ちあふれていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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