...敵人を雇っているわけじゃない...
...唯一の敵人は自分自身だと思います...
...見破ることができない敵人もいる...
...彼は敵人にいいように利用されている...
...彼女を敵人扱いするのはよそう...
...敵人は畏る可き動物なることあり...
高木敏雄 「比較神話学」
...敵人の女青年英雄を救い助けて...
高木敏雄 「比較神話学」
...また一方原始的の食人種が敵人をほふってその屍(しかばね)の前に勇躍するグロテスクな光景とのある関係も示唆される...
寺田寅彦 「備忘録」
...など敵人を憐むや? 55トロイア族のおほいなる好意を汝館内に嘗て受けしや? 一人だもわれらの手より蒙らす無慘の破滅避けしめな...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...たゞ敵人を打倒せ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...叢がりたちて敵人の侵入いたく拒ぐめり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...絶えず勉めて敵人をめがけて槍を投げ飛ばし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...65而して我を敵人が鋭利の刄もて斬り殺し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...お前はこのことから会稽の恥をおもい敵人を怨むようなことがあってはならぬ...
中里介山 「法然行伝」
...これ即ち敵人の奸計に党(くみ)するものであるといわねばならぬと述べ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...若(もし)又敵人死候(しにさふら)はば...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...敵人には近寄りにくい場所であったからで...
柳田國男 「地名の研究」
...敵人を血祭りに斬って出るなどということは...
吉川英治 「上杉謙信」
...敵人に掟されたもの...
吉川英治 「三国志」
...跳梁(ちょうりょう)する敵人の残虐ぶりを...
吉川英治 「三国志」
...附近いったい屈(かが)まっていた敵人もまた...
吉川英治 「私本太平記」
...いわば敵人へささげられる体であった...
吉川英治 「私本太平記」
...ともに死ぬ仲間であればこそ、同じ覚悟をすえている戦友であればこそ、和気あいあい、散り際(ぎわ)の花のそよぐが如く、歓(かん)を尽しあっていたのであるが――咄嗟(とっさ)に、「敵人!」と、藤吉郎の顔にあつまった眼というものは、たいがいな者ならば、身(み)の竦(すく)んでしまうほど、鋭い血走った眼ばかりであった...
吉川英治 「新書太閤記」
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