...篇中の人物風景を悉(ことごとく)支那風に描きたる銅版画の画数葉あり...
芥川龍之介 「骨董羹」
...私はこれ等の寺院の小さな写真数葉を持っているが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その他の数葉は、いくら見ても見当がつかないので、私はまさに立去ろうとしたが、その時ふと長い虫の画があるのに気がついて、万事氷解した...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ポケットから数葉(すうよう)の写真をひっぱりだして...
海野十三 「少年探偵長」
...本文の所々に挟んである数葉の挿絵を僕は久し振りで眺め入った...
辰野隆 「銷夏漫筆」
...中に数葉の手札型の写真が挟んであった...
谷崎潤一郎 「鍵」
...その中の数葉を選んでこの集の景物とする...
寺田寅彦 「柿の種」
...これを持出して数葉の写真を撮ればあとは机の上の仕事で立派な地図でも何でも出来る...
寺田寅彦 「話の種」
...青竹箆(あおたけべら)のような厚い幅のある葉が数葉...
寺田寅彦 「病室の花」
...著者居村の風物を撮影したる印画数葉を插みて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...南岳輙(すなわち)春画を描きたる絵葉書数葉を手にし郵便局の窓に抵(いた)りて消印を請ふ...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...此書を公けにするに就(つい)て中村不折氏は数葉の画をかいてくれた...
夏目漱石 「『吾輩は猫である』上篇自序」
...その他の数葉は氏の遺作集から恩地君が選抜した...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...『大日本史』数葉を書写して門人の鳴尾(なるお)(順造)に二朱で売ってやっと粥を炊いて凌いだこともあった...
服部之総 「志士と経済」
...著者の托して行った数葉の訂正追加の紙片を...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...数葉の枯葉のひとつひとつが...
北條民雄 「童貞記」
...十数葉のエッチングだそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...細(こまか)に検すれば南宋『乾道淳煕(けんどうじゅんき)』中の補刻数葉が交っているが...
森鴎外 「渋江抽斎」
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