...積層式の洗濯機は、複数段のカゴを重ねて効率的に洗濯を行うことができる...
...我等ハ化学ニ基キ最新ノ方術ニ依ツテ行フ驚察等云フ名誉心ニ駆ラレテ暗闇ヲ物トモセザル愚鈍者ノ群ヨリ我党ガ数段レーベル高キヲ知レ...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一三年六月号)」
...教会婦人と比べても数段ピューリタニックであって...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...私は、これより数段、巧みに言い表わされたる、これら諸感情に就(つ)いての絶叫もしくは、嗄(しわが)れた呟(つぶや)きを、阪東妻三郎の映画のタイトルの中に、いくつでも、いくつでも、発見できるつもりで居る...
太宰治 「狂言の神」
...横沢氏などよりさらに数段正確なところがあるのではあるまいか...
太宰治 「正義と微笑」
...五十年輩の三味線弾(しゃみせんひ)きを一週に何度か日を決めて家へ迎え「揚屋(あげや)」だの「壺坂(つぼさか)」だの「千代萩(せんだいはぎ)」に「日吉丸(ひよしまる)」など数段をあげており...
徳田秋声 「縮図」
...数段だけよじ登ったことがある...
豊島与志雄 「山上湖」
...更に砂糖黍は黒砂糖にまさること数段である...
豊島与志雄 「「自然」」
...小さな庭から数段高くなってる第一階には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...数段下へ降りて、なんの気もなく見上げてみると、彼女の引きつった小さな顔が、階段の中段の所からじっと、降りてゆく彼のほうをながめていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...細かく枝分れした爆発的分裂を数段もするのであるが...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...それが数段になっている段々鼓型などの結晶が惜し気(げ)もなく降って来るのである...
中谷宇吉郎 「雪の十勝」
...ウージェーヌは既に階段を数段上っていて...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...這い回る音が聞こえるのはわずかに数段上からだったが...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...それから数段を降りると...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...どうも深尾女史の「葡萄の葉」を凌駕すること数段であるらしい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これでもかっ! ドン百姓! こらっ!(喧嘩はこの方が数段うまいようだ...
三好十郎 「樹氷」
...一番二番三番四番――と数段に備えを立て...
吉川英治 「三国志」
...さらに階(きざはし)を数段...
吉川英治 「私本太平記」
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