...積層式の洗濯機は、複数段のカゴを重ねて効率的に洗濯を行うことができる...
...浄海入道より数段下じゃ...
芥川龍之介 「俊寛」
...ほかの力自慢の連中よりも数段上にあると云う事を雄弁に語っている証拠であった...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...防者は数段に敵の攻撃を支えることとなり...
石原莞爾 「最終戦争論」
...我等ハ化学ニ基キ最新ノ方術ニ依ツテ行フ驚察等云フ名誉心ニ駆ラレテ暗闇ヲ物トモセザル愚鈍者ノ群ヨリ我党ガ数段レーベル高キヲ知レ...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一三年六月号)」
...この大胆な叙法が「塀の下」や「先の先」より数段優れていることは前句の解釈の時と同様であります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...私は、これより数段、巧みに言い表わされたる、これら諸感情に就(つ)いての絶叫もしくは、嗄(しわが)れた呟(つぶや)きを、阪東妻三郎の映画のタイトルの中に、いくつでも、いくつでも、発見できるつもりで居る...
太宰治 「狂言の神」
...数段と重くなった事でございましょう...
太宰治 「新ハムレット」
...それが数段に重なっている...
寺田寅彦 「雑記帳より(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...)それよりなお数段文明の階段をくだって...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...更に砂糖黍は黒砂糖にまさること数段である...
豊島与志雄 「「自然」」
...小さな庭から数段高くなってる第一階には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それが数段になっている段々鼓型などの結晶が惜し気(げ)もなく降って来るのである...
中谷宇吉郎 「雪の十勝」
...すべて数段と文明的な優秀な頭脳の持主であつたことが明らかになるのである...
蜷川新 「天皇」
...彼が階段を数段下りて聞き耳を立てた時...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ウージェーヌは既に階段を数段上っていて...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...這い回る音が聞こえるのはわずかに数段上からだったが...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...どうも深尾女史の「葡萄の葉」を凌駕すること数段であるらしい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これでもかっ! ドン百姓! こらっ!(喧嘩はこの方が数段うまいようだ...
三好十郎 「樹氷」
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