...それから――一々数え立てるまでもございませんが...
芥川龍之介 「疑惑」
...母家の修繕……と数え立てると眼前に待っている仕事だけでも限りがない気がする...
犬田卯 「沼畔小話集」
...そう云う風に数え立てると...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...彼女のいわゆる三人の息子の「希望」なるものを数え立てることを忘れなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...雲助を引立てるために折助のアラを数え立てることを...
中里介山 「大菩薩峠」
...その種類を数え立てると千差万別...
中里介山 「大菩薩峠」
...雪害の種類も雪の利用もまだまだ沢山あることはここに数え立てるまでもない...
中谷宇吉郎 「雪」
...その他にこれと云って数え立てるほどのものはほとんど視線に入って来(こ)ない...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...一方はケチで」お浪はこんな事を数え立てるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...京洛の物騒なことを数え立てる人もあるかは知れぬが...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...わが従僕また七徳ありとてその過失を指折り数え立てるところがある...
南方熊楠 「十二支考」
...ダガ余り大きな声で数え立てると叱られるからやめる...
南方熊楠 「十二支考」
...幾度自分たちとの戦いに敗れたかを数え立てる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...経験を数え立てるだけでは足りない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まだまだ数え立てると限りもないが...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...数え立てると随分あります...
夢野久作 「鼻の表現」
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