...千を以て数える程である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ほんの数える程しかない筈だもの...
江戸川乱歩 「鬼」
...数える程しか人家のない離れ島...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...月の内には数える程しか御座いませんよ」「それでは困るねえ...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...一年のうちに数える程しか着せられることのない悦子は...
谷崎潤一郎 「細雪」
...―――分けても堅儀な家の「娘(とう)ちゃん」と云っては数える程しかいなかったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...数える程しかない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...唯物弁証法に就いて真面目に考えて見た者さえ殆んど指で以て数える程しかない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...甚だ稀に数える程洗君が入営するとか...
中里介山 「生前身後の事」
...自転車というものが一年のうち数える程しか通らず...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...今朝のやうな静けさは数える程もないのだ...
牧野信一 「円卓子での話」
...空いた卓子は数える程しかなかった...
松本泰 「日蔭の街」
...僅(わずか)に数える程の客があちこちの席に就(つ)いている計(ばか)りであった...
松本泰 「緑衣の女」
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