...灰色の胸毛の逆立(さかだ)ったのさえ数えられる...
泉鏡花 「縁結び」
...奴隷の起源の一大理由として数えられる...
大杉栄 「奴隷根性論」
...そんなことも彼女を今迄(まで)縁遠くしていた原因の中に数えられるのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ドイツ・ファシズム(国家社会主義 Nationalsozialismus)の理論的先駆者の一人に数えられる...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...立場の上乗に数えられる...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...今日の文化的伝統主義の特色の一つに数えられるだろう...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...広告も亦広義の報道に数えられることが出来るとすれば――後を見よ――...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...技術や経済や政治はそれ自身実際生活の内に数えられるとして...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...おそらくは歴史的な事件に数えられるものにちがいない...
永井隆 「長崎の鐘」
...家庭としてやはり十分いい家庭の一つに数えられる資格をそなえていると思います...
宮本百合子 「いい家庭の又の姿」
...(a)マルティアリスの中に秀逸の部に数えられるエピグラムが一つあるが(まったくそこにはいろいろなのが入りまじっている)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...また美藝にも二つの種類が数えられる...
柳宗悦 「工藝の道」
...そこらにこぼれている白い碁が数えられる位なのだ...
吉川英治 「魚紋」
...何人と数えられるほどしかおるまい...
吉川英治 「三国志」
...櫓々にはなお一死を辞せざる鉄甲二千以上は優に数えられるのに...
吉川英治 「新書太閤記」
...碑として数えられるのは...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...ここで三人数えられる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...財宝の一に数えられるほどだった...
吉川英治 「源頼朝」
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