...土のひだが数えられる...
泉鏡花 「婦系図」
...それこそ何百台と数えられる自動車がずらりと並んで駐車しているのを思いだす...
上村松園 「中支遊記」
...指で数えられるほどの少額である...
梅崎春生 「幻化」
...すべての四辺形はこれに数えられると私が考えることは決して必然的ではない...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...之が少くとも知識の社会学として名誉に数えられることだろうか...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...従ってその限り社会記事の多くは読者にとって一種の娯楽にさえ数えられることが出来る...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...後れ過ぎた社会意識は一種の社会的犯罪に数えられるが(例えば食人や首狩り)...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...もし嘗ての新感覚派がモダーニズムの先駆に数えられるならば...
戸坂潤 「思想としての文学」
...その例外の代表者に数えられるだろう...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...一攫千金を夢みて渡支して来た利権屋や商人の多数が第一に数えられる...
豊島与志雄 「中支生活者」
...五つの提灯のやって来ることを数えられるほどになって...
中里介山 「大菩薩峠」
...試衛館何天王に数えられる沖田(おきた)...
服部之総 「新撰組」
...悪魔が夜な夜な豌豆を搗(はた)きにくるといった顔に数えられる訳である...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...幾万をもって数えられるかと思う白い墓標は...
宮本百合子 「女靴の跡」
...人間の愉楽とするものと遠ざかった寂しい生活を今日までどれだけしているかというようなことをむだにも数えられる」こんなことをお言いになりながらも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ソクラテス門下の高足の中に数えられる哲学者としても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...枝の先きにだけ数えられるほどの白い輪が...
矢田津世子 「茶粥の記」
...何人となく数えられる...
吉川英治 「新書太閤記」
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