...先ず名古屋附近で屈指の富豪の中に数えられるであろうこと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...時刻で数えあげられておるのじゃから」アリョーシャの顔には再び激しい動乱の色が現われた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...数えたてればきりがない...
豊島与志雄 「新時代の「童話」」
...うつむきかげんに数えてはザラザラとやっています...
中里介山 「大菩薩峠」
...しんがりにかく申す清澄の茂太郎もこれで男の端くれなんですかく数えてみまするとこの無名丸の中には男と名のつく者が都合十三人それなのに女というものは登さんのばあやさんお松さんそれからもゆるさんその三人きりなんです十三人の男に三人の女――もし駒井船長が理想の...
中里介山 「大菩薩峠」
...いちいち数え上げればきりがないくらいである...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...数えて百条に至り...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...志賀直哉(なおや)等を数えるにすぎないだろう...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...フルトンのクレルモント号の進水(一八〇七年)から数えて六十年間にわたる単式機関船時代にある...
服部之総 「黒船前後」
...河童の皿のついた自動車が何台通るか正確に数えて十一時までにここへ戻って来い...
久生十蘭 「魔都」
...正門から玄関まで大またに歩数を数えながら歩きはじめました...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...ここに数え挙げるのも可笑(おか)しいほどの『四(よ)つの海』という長唄(ながうた)の本があるに過ぎない...
森鴎外 「渋江抽斎」
...内に外に名所旧蹟は数えるに暇(いとま)ないほどであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...数えれば忘れ難い風景が様々眼に浮びます...
柳宗悦 「民藝四十年」
...数え切れないほどたくさんにあり...
柳田國男 「日本の伝説」
...ハッキリと……数えてみると合計七本あった...
夢野久作 「怪夢」
...あの時、幾ツ、ことしで幾年と、数え来ると、年ごろも合う...
吉川英治 「大岡越前」
...忽ち三千余しか数えられぬという醜状なのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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