例文・使い方一覧でみる「数ある」の意味

...その他僅かなのが少数あるが... その他僅かなのが少数あるがの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...数ある往来の人の中には子供の手を曳（ひ）いた巡査の妻もあり実家（さと）へ金借りに行った帰り途（みち）... 数ある往来の人の中には子供の手を曳いた巡査の妻もあり実家へ金借りに行った帰り途の読み方
石川啄木「詩」

...このアイクの人柄を紹介した数ある解説のなかで... このアイクの人柄を紹介した数ある解説のなかでの読み方
犬養健「“指揮権発動”を書かざるの記」

...私の数ある悪徳の中で... 私の数ある悪徳の中での読み方
太宰治「懶惰の歌留多」

...哲学者の中にはわれわれが普通外界の事物と称するものの客観的の実在を疑う者が多数あるようであるが...
寺田寅彦「物理学と感覚」

...数ある寝道具や衣類... 数ある寝道具や衣類の読み方
徳田秋声「足迹」

...ひとしきり自分の体に着くものと決まっていた数ある衣類も... ひとしきり自分の体に着くものと決まっていた数ある衣類もの読み方
徳田秋声「足迹」

...蘇州河の数ある橋のうちでも... 蘇州河の数ある橋のうちでもの読み方
豊島与志雄「上海の渋面」

...これも恐ろしい数ある記念の一つである... これも恐ろしい数ある記念の一つであるの読み方
永井荷風「狐」

...第九　崖数ある江戸名所案内記中その最も古い方に属する『紫（むらさき）の一本（ひともと）』や『江戸惣鹿子大全（えどそうがのこたいぜん）』なぞを見ると... 第九　崖数ある江戸名所案内記中その最も古い方に属する『紫の一本』や『江戸惣鹿子大全』なぞを見るとの読み方
永井荷風「日和下駄」

...これは黒部谷に数ある無人の温泉――日となく夜となく... これは黒部谷に数ある無人の温泉――日となく夜となくの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...数ある琢堂の傑作の中でも屈指の数に入るものでしょう... 数ある琢堂の傑作の中でも屈指の数に入るものでしょうの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...そういう悲しい思出は数ある楽しかったことよりも深く... そういう悲しい思出は数ある楽しかったことよりも深くの読み方
長谷川時雨「大塚楠緒子」

...死傷者多数ある見込み……... 死傷者多数ある見込み……の読み方
林芙美子「新版　放浪記」

...こんなことをぬかすやつも数あるが... こんなことをぬかすやつも数あるがの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...数ある家中のうちでも一（ひと）かどの士と恃（たの）める男を選んだ... 数ある家中のうちでも一かどの士と恃める男を選んだの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...数ある人間のうちには... 数ある人間のうちにはの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...熊の巣穴は山中に無数あるにも拘（かか）はらず... 熊の巣穴は山中に無数あるにも拘はらずの読み方
渡邊千吉郎「利根水源探検紀行」

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