...従(したが)って私(わたくし)どもは生前(せいぜん)に随分(ずいぶん)数々(かずかず)の苦労(くろう)辛酸(しんさん)を嘗(な)めました……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...その上に博士の発明になる新兵器の模型の数々が...
海野十三 「共軛回転弾」
...ぬすみためた美術品の数々も...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...彼の思念は数々の重みに混乱しながら...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...兵庫県ではれつきとした家柄でその盛大な時代を想はせる写真の数々が残つてゐるのを指摘したかつたのである...
武田麟太郎 「現代詩」
...オーソドックスデナイトコロノ痴戯(ちぎ)ノ数々ヲ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...「さても其のゝちの数々の事ども...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...非常に不従順な暗い数々の失錯や不始末をやつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...モロッコ地方の叛徒の討伐に関する写真ニュースが数々掲載されている...
寺田寅彦 「雑記帳より(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...その他の人々からも祝賀の記念物を数々貰ったのは私の名誉とする所である...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...この疑問の数々が...
中井正一 「美学入門」
...あの童話の数々は...
野村胡堂 「胡堂百話」
...これらの空想による理性の間違いの実例の数々の考察が...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...数々の私の書物を悲愴な感投詞をたゞ胸一杯に叫びながら...
牧野信一 「鬼の門」
...その香木は「白菊」と銘を改め細川家にとって数々の名誉を与えるものとなったのであるが...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...「自然がその数々の恵みのうち最も公平にわれわれに分配したのは分別である」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...高砂族のうちにだって尊敬すべきものが数々あることを知らなければいけない...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...あの驚くべき数々の古民藝は...
柳宗悦 「民藝四十年」
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