...彼が物質の集中する時期と散逸する時期とが交互に来ると考えたのはインドにおける静止と発達の両時期の考えを思い出させるものがある...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...すべて雲の峰なれば須臾(しゅゆ)にして散逸するをつねとす...
谷譲次 「踊る地平線」
...やがて意識は宙空に散逸する...
豊島与志雄 「秦の出発」
...普通の漢籍は一箇所に纏める法がないから散逸する...
内藤湖南 「支那目録學」
...あゝして置いては轉宅の際などに何處へ散逸するかも知れないから...
夏目漱石 「子規の畫」
...ああしておいては転宅の際などにどこへ散逸するかも知れないから...
夏目漱石 「子規の画」
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