...而して母が散薬を飲みづらがつて居るから...
有島武郎 「お末の死」
...卓子のうえに広げられた散薬(さんやく)の紙包ほどのものを指さす...
海野十三 「爆薬の花籠」
...散薬はかなり手際よく包んであったが...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...それに一包みの散薬を加えた...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...水薬と散薬をくださる...
太宰治 「斜陽」
...その散薬の包み袋が人間のと全く同じであるが...
寺田寅彦 「子猫」
...水で拭いて貰った指先に白い散薬をつけて...
豊島与志雄 「反抗」
...総入れ歯や歯みがき粉や散薬や強壮剤などを売りつけていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...散薬を包む四角い紙が入っていた...
直木三十五 「死までを語る」
...この散薬紙での文通以外...
直木三十五 「死までを語る」
...その翌日彼が街に出て処方箋どおり求めて来た散薬は...
原民喜 「美しき死の岸に」
...食後の散薬を呑(の)んだかとおもうと...
原民喜 「美しき死の岸に」
...病人は散薬を服んで布団の中にもぐり込んだ...
北條民雄 「盂蘭盆」
...お丸薬や散薬でも這入っていますが...
正岡容 「我が圓朝研究」
......
森川義信 「雨の日」
......
森川義信 「霙の中」
...丸薬でも散薬でも即座にこしらえて置いて行く...
山本笑月 「明治世相百話」
...×部屋へかえると食後の散薬を飲もうと...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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