...散所)と云ふ部族に屬してゐるが爲であらうか...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...そのほか毎夜のように邸を抜けだして安衆坊の散所へ出かけて...
久生十蘭 「無月物語」
...安衆房の散所で人にいえぬようななりわいをしてかすかに命をつないでいたが...
久生十蘭 「無月物語」
...親の散所ノ太夫義辰にも増して...
吉川英治 「私本太平記」
...散所と、散所民は国々にある...
吉川英治 「私本太平記」
...一服一銭の茶売り媼(おうな)までが“不毛を食う”散所民のうちだった...
吉川英治 「私本太平記」
...散所民(さんじょみん)のわめき声だの...
吉川英治 「私本太平記」
...散所民の板小屋や繋(かか)り舟(ぶね)の苫(とま)に...
吉川英治 「私本太平記」
...「そんな者はいない!」「よそに問え」「散所ノ太夫のおゆるしがなくば一歩も通せぬ」と...
吉川英治 「私本太平記」
...石河原の散所街の上に...
吉川英治 「私本太平記」
...なかなか人の心もさだかでない」「父の散所ノ太夫を...
吉川英治 「私本太平記」
...この辺りの散所街(さんじょまち)は...
吉川英治 「私本太平記」
...五月十一日 着到和泉党 百四十六人金剛寺僧 九人散所衆 四十五人十三日深夜備前国ヨリ帰参ノ衆島々ノ海上衆合セテ二百二十人十四日吉野郷士...
吉川英治 「私本太平記」
...いたるところの野や川すじや散所町(さんじょまち)まで...
吉川英治 「私本太平記」
...散所ノ太夫義辰というのは...
吉川英治 「私本太平記」
...ひきとめられた散所ノ太夫義辰の陣を...
吉川英治 「私本太平記」
...兵は勝(かち)どきに酔い、散所民には、豊年だった...
吉川英治 「私本太平記」
...いったい何か」「石川あたりの散所民(さんじょみん)たちだそうでございます」「散所の者か」「はい...
吉川英治 「私本太平記」
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