...あれから僕は散々な目にあってしまった」「やっぱりそうだったかい...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...しかも眼がわるく胃がわるく散々な体...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...その時分は前に話した通り仏教破壊のあおりを食って仏に関係した職業は何事によらず散々な有様でありますから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...かえって散々なことにされてしまってかわいそうだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...散々な目に逢はせて追ひ出さうとかゝりました」十二になるお玉が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...長い間散々なぶりものにされた腹癒せが一ぺんに出來たやうな氣がしたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...良い男の死顏を散々なものにして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...散々なことをした上で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...幕府は散々な目にあっている...
服部之総 「尊攘戦略史」
...散々な目に逢ったよ...
久生十蘭 「魔都」
...天候は私達を散々な目に遇はした...
堀辰雄 「日時計の天使」
...左久馬散々な目にあって逃げて行く...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...又はうっかり腰弁さんを下宿さして散々な眼に会った未亡人なぞがいくらもある...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...散々な目に会いました...
吉川英治 「江戸三国志」
...いやはや散々な悪首尾でござりました」と甲賀房...
吉川英治 「剣難女難」
...散々なていで済州(さいしゅう)へ逃げ帰った官兵は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...マゼラン海峡に達するまでに既に散々な目に逢っている...
和辻哲郎 「鎖国」
...途中散々な目に逢って...
和辻哲郎 「鎖国」
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