...その前に敢然と自殺するものは寧(むし)ろ勇気に富んでゐなければならぬ...
芥川龍之介 「或旧友へ送る手記」
...堂堂たる日本の批評家たちもちつとは僕等に同情して横暴なる歌人や俳人の上に敢然と大鉄槌(だいてつつゐ)を下(くだ)すが好(よ)い...
芥川龍之介 「変遷その他」
...敢然(かんぜん)と顔を挙げ...
太宰治 「一燈」
...かっぽれが固パンに敢然と挑戦(ちょうせん)したのだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...彼らは敢然と大道から離れて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この大任に敢然とついた素人としてのマックリーシュの心境は...
中井正一 「組織としての図書館へ」
...敢然としてこういい切るのでした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...肉がはぜているぜ」源吉は敢然としました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...敢然と平次に立ち向ったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あんな良い人はありません」お夏は敢然として顔を振りあげるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...超然として心を物外に居きながら敢然として身を物内に投じて活殺自在の働きを為し得る真人間は存外少ない...
二葉亭四迷 「旅日記」
...畜生!」と痛烈な一語を残して敢然と其処を立ち去った...
細井和喜蔵 「女給」
...敢然として死に面した者も尠くなかった...
牧逸馬 「運命のSOS」
...敢然顔良へ馬首をぶつけて挑(いど)んだが...
吉川英治 「三国志」
...敢然出て火を鎮めんと...
吉川英治 「三国志」
...「くそっ、小癪な」新田方のうちにも、敢然、指揮をとって、もう本格な合戦腰の吠えをあげる輩(やから)もあった...
吉川英治 「私本太平記」
...怒潮四千の軍馬に揉み込まれては、文字どおり鎧袖(がいしゅう)の一触(いっしょく)で、敢然、孤槍を揮(ふる)って立ち向う兵は、忽ち、泥地(でいち)の血漿(けっしょう)と化し、多くは四散して、次の防塁に拠(よ)ろうとした...
吉川英治 「新書太閤記」
...いかなる外交の秘策も敢然として行いきる...
吉川英治 「新書太閤記」
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