...しかし僕のいつ敢然と自殺出来るかは疑問である...
芥川龍之介 「或旧友へ送る手記」
...その為に敢然正筆を使うと...
芥川龍之介 「上海游記」
...敢然として斯(か)う云ひ得た彼の卓見と自信とは偉とすべきです...
芥川龍之介 「ポーの片影」
...ミルキ国最後の二人は鉄扉に向って敢然とぶつかっていった...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...その所有権を敢然と主張し...
太宰治 「人間失格」
...鴎外は敢然とやったのだ...
太宰治 「花吹雪」
...おれたちが敢然と起ったのを見て...
林不忘 「安重根」
...敢然としてこういい切るのでした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...私は敢然と汝(死)を迎えよう...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...敢然として死に面した者も尠くなかった...
牧逸馬 「運命のSOS」
...僕等はそれを敢然として拒絶しなければならぬことが多い...
山中貞雄 「気まま者の日記」
...敢然と敵の荷駄を追っていたのだ...
山本周五郎 「風流太平記」
...もちろん劉玄徳は、敢然、協力のむねを返簡した...
吉川英治 「三国志」
...もし敢然、彼に当るものありとすれば、劉予州しかない」「安んじたまえ...
吉川英治 「三国志」
...敢然横合いからぶつかって行った者がある...
吉川英治 「三国志」
...奇襲の敵は少数ときまっている」曹操は、山を降りると、敢然、陣頭に出て乱れ立つ味方をととのえた...
吉川英治 「三国志」
...かれの胸板(むないた)を敢然(かんぜん)とついてきた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...おもしろい」敢然と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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