...数学の自由性を叫んで敢然立ったのは...
太宰治 「愛と美について」
...敢然と「お化けの絵」をかいてしまったのだ...
太宰治 「人間失格」
...酔漢を相手に敢然と格闘して縁先から墜落したほどの豪傑と...
太宰治 「花吹雪」
...ただちにふたりは敢然と民族的威容をととのえてその建物の内部へ進入した...
谷譲次 「踊る地平線」
...まさかの場合は敢然として反抗しないものでもないが...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...それを俺はどうしようというのか?敢然と歩いてゆくべき途が一筋ほしい...
豊島与志雄 「反抗」
...その挑戦に対して敢然として応じたヘンデルは見事に勝つことが出来たが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...サンドの腕に抱かれて死ぬ望みに燃えながら敢然面会を謝絶してしまったほどショパンは一国者(こくもの)であった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...敢然とこの多情なおでこのしゃっぽの旦那に納まったのであるが...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...敢然として難詰している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...敢然と起って朝(ちょう)の御盾とならなければならぬ...
山本周五郎 「菊屋敷」
...敢然と敵の荷駄を追っていたのだ...
山本周五郎 「風流太平記」
...」彼は敢然として刺身を口に投げ込んだ...
横光利一 「蛾はどこにでもゐる」
...相手が敢然とさけんだ事実に...
吉川英治 「銀河まつり」
...もちろん劉玄徳は、敢然、協力のむねを返簡した...
吉川英治 「三国志」
...敢然顔良へ馬首をぶつけて挑(いど)んだが...
吉川英治 「三国志」
...敢然たる急追には出なかった...
吉川英治 「三国志」
...敢然とひとり真っ先に起って...
吉川英治 「源頼朝」
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